Strings8:D’Addario EJ22 JAZZ MEDIUM

Posted: 2014年2月18日 カテゴリー: Strings
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「JAZZ弦と言えばフラットワウンド」というイメージがあるかもしれません。私も漠然とそう思っていました。でも最近はそうでもないようです。アメリカのアーティストはラウンドワウンド弦が主流らしいです。以下のサイトでJAZZギタリストの弦についてのレポートがあります。とても興味深い内容です。

http://blog.yasuhisakogawa.com/2013/02/blog-post.html

Jazzの方々は1弦014とかの方も多いみたいですが、低音弦は056位まででそれ以上の太さはあまりいないみたいです。この辺もHeavy Bottomがある程度普及しているロックと異なるところです。

ここ数年、アーチトップギターもさわるようになって、JAZZギターにも多少なりとも興味を持てきています。もっともアーチトップギターは音よりも見た目で惚れ込んでいる部分が強く、ホンマモンのJAZZの方が私の演奏を見たら吹き出してしまうかも…

で、Guitar8のL-5CESに使っている弦がEJ22です。これまで紹介してきたEXLシリーズと材質は同じようで、違いは3弦がワウンドであること。「Medium」とはいっても1弦013でロックギターのそれとはまったく常識が異なる太いゲージになっています。1弦が012のセットで「Jazz Light」というのもあり、そっちの方もJAZZでよく使われているみたいです。アコギ弦とゲージの表示が同じ感じですが、この辺の背景が気になります。

音ですが、L-5CESで使っている限りにおいてはJAZZの丸い柔らかいイメージよりももっときらびやかな感じで、(17inchの単板フルアコボディなので当然ですが)生音で弾き語りができるくらいの大きな音が出ます。そのまま録音しても良いくらい。弾き方によって表情も豊かに変化します。私の弾き方だと基本的にきらびやかな感じにはなりますが、JAZZ特有の丸い、柔らかい音も弾き方次第で出せて面白いです。ワウンド弦の擦過音はJAZZの人にとっては好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、私はギターの味だと思っていて気になりません。

L-5CES+EJ22(Guitar8参照)の組み合わせはアコースティックギターとしてもイケます。というか、そもそもフルアコは私の持つエレキのイメージとはかなり異なるギターですね。歴史の重みのようなものも感じますし、ソリッドギターでハードロックばかりやってきた私としては新鮮なものも感じます。やはり生鳴りが大事な楽器なので、弦も太めにして大きな振動が得られるのがベストだと思います。仮に011~の弦を張った場合は013ほど生音が気持ち良いと思わないかもしれません。あくまで推測ですが。

そういえばJoePassはアルバムVituosoの演奏は生音で録音していたそうです。どんな弦だったんでしょうか…

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