「Strings」カテゴリーのアーカイブ

daddario_ej22a

「JAZZ弦と言えばフラットワウンド」というイメージがあるかもしれません。私も漠然とそう思っていました。でも最近はそうでもないようです。アメリカのアーティストはラウンドワウンド弦が主流らしいです。以下のサイトでJAZZギタリストの弦についてのレポートがあります。とても興味深い内容です。

http://blog.yasuhisakogawa.com/2013/02/blog-post.html

Jazzの方々は1弦014とかの方も多いみたいですが、低音弦は056位まででそれ以上の太さはあまりいないみたいです。この辺もHeavy Bottomがある程度普及しているロックと異なるところです。

ここ数年、アーチトップギターもさわるようになって、JAZZギターにも多少なりとも興味を持てきています。もっともアーチトップギターは音よりも見た目で惚れ込んでいる部分が強く、ホンマモンのJAZZの方が私の演奏を見たら吹き出してしまうかも…

で、Guitar8のL-5CESに使っている弦がEJ22です。これまで紹介してきたEXLシリーズと材質は同じようで、違いは3弦がワウンドであること。「Medium」とはいっても1弦013でロックギターのそれとはまったく常識が異なる太いゲージになっています。1弦が012のセットで「Jazz Light」というのもあり、そっちの方もJAZZでよく使われているみたいです。アコギ弦とゲージの表示が同じ感じですが、この辺の背景が気になります。

音ですが、L-5CESで使っている限りにおいてはJAZZの丸い柔らかいイメージよりももっときらびやかな感じで、(17inchの単板フルアコボディなので当然ですが)生音で弾き語りができるくらいの大きな音が出ます。そのまま録音しても良いくらい。弾き方によって表情も豊かに変化します。私の弾き方だと基本的にきらびやかな感じにはなりますが、JAZZ特有の丸い、柔らかい音も弾き方次第で出せて面白いです。ワウンド弦の擦過音はJAZZの人にとっては好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、私はギターの味だと思っていて気になりません。

L-5CES+EJ22(Guitar8参照)の組み合わせはアコースティックギターとしてもイケます。というか、そもそもフルアコは私の持つエレキのイメージとはかなり異なるギターですね。歴史の重みのようなものも感じますし、ソリッドギターでハードロックばかりやってきた私としては新鮮なものも感じます。やはり生鳴りが大事な楽器なので、弦も太めにして大きな振動が得られるのがベストだと思います。仮に011~の弦を張った場合は013ほど生音が気持ち良いと思わないかもしれません。あくまで推測ですが。

そういえばJoePassはアルバムVituosoの演奏は生音で録音していたそうです。どんな弦だったんでしょうか…

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太い弦と言えばこの人、SRV。私も影響を受けました。ギターマガジン2013年3月号の特集記事によれば愛用の弦はghsニッケルロッカーズの1弦を012か013に替えて使用、1弦から013(or012)、015、019、028、038、058です。ギターマガジンでは2007年8月号でもSRV特集がありました。そこでは本人のインタビュー記事があるのですが、そこでSRVはストラトの弦について「1弦013、2弦015か016、これはギターによって変える。3弦が019プレーン,4弦が028、5弦038、6弦060か056だ。」と答えています。さらに、ヤングギター誌の別冊「天才ギタリストスティーヴィーレイボーン」に掲載されている本人インタビューでは「昔は1弦018だった」との証言も…。マジでしょうか?そのテンションに合わせたトレモロスプリングは特注になってしまうんじゃないでしょうか?恐れ入ります。このほか、情報ソースは忘れてしまいましたが、確か。クスリやルコールで苦労していた頃(3rdアルバムの頃だったかと思います。)に、1弦011に落としていたとの話があったと思います。さすがにその頃は体がぼろぼろでハードテンションでは弾きこなせなかったのでしょうか…。

ghs_1300←コイツの1弦を013に交換していた。

ところで、ダダリオのEXL145は1弦から012、016、020、032、042、054です。以前別のレポートにゲージ毎のテンションの表を載せましたが、その値はネックの中心の弦(3,4弦)が外側の弦よりもハードテンションでした。SRVの場合は2~5弦はダダリオEXL145よりも細めの弦になっています。

(「Strings:弦の種類・太さによるテンションの違いをみる」参照)

ひょっとしたら、無意識のうちに各弦のテンションをそろえていた?…と一瞬考えましたが、おそらくこの仮説は×です。

SRVの曲を練習していると、指で弦を引き上げて指板に叩きつけるようにビシバシ弾く奏法を良くやっていることに気づきます。「パンチング」というのだと思いますが、特に1弦と6弦でやっているように聞こえます。この奏法は太い弦の方が気持ちよくできるので、1弦や6弦を特に太くしていたのではないかと想像しています。そう考えると「昔は1弦018」という証言も納得できる余地が生まれます。1弦だけ極端に太くする分には特注のスプリングにしなくてもできそうですし。

もうひとつ太い弦にしていた理由として考えられることは「弾きごたえ」です。私もそうなのですが、一度太い弦で慣れてしまうと、ライトゲージでは物足りなくなります。あそこまで弾きまくっていたSRVですから、当然ギターを弾くこと自体が大好きで、なおかつ、もっともっとうまくなりたいという欲求も強かったと思います。その表れが「わざわざ太い弦で弾き倒す」という行為に現れていたのではないでしょうか。

 

ej18

ダダリオのPhospher Bronze弦でもっとも太いセットです。Heavy Gaugeという言葉は曲名にもなっていて耳にする機会は多いと思いますが、実際にアコギにHeavy Gaugeを張っている人はおろか(長渕剛さんだけ?)、店頭でもほとんど見かけません。それだけ需要が少ないこの弦に今回挑戦してみました。弦のテンションは6本合わせて約98kg(mediumよりも13kg、lightよりも24kg大きくなります。)、エレキのHeavy Gaugeの1.5倍、かなり未知のテンションです。挑戦開始から今日で18日目になります。おそらく、長く張っていることでまた印象が変わってくるとは思いますが、張り替えてから、今日までの印象をレポートします。ギターはこのサイトでも紹介している。K.Yairi YD62Eで、Medium Gaugeからの切り替えです。

音ですが、「レンジ」「音量」はmediumよりも広がったように感じました。前者ですが、倍音成分が少し豊富になったと感じました。弦張り替え直後はきらびやかな音が出るのは他ゲージでも同じなので、少ししたらおとなしい音に変化するかもしれないと思っていましたが、今日にいたってまだその印象が変わっていません。低音については顕著に増えたとは感じていませんが、増えているかもしれません。音量が増えるので、どうしてもその分迫力が増すので、判断付きにくいです。その音量については明らかに大きくなりました。思い切り弦をはじいて鳴らしきる場合と、弱く弾いて小さな音を出す場合の強弱の切り替え、ピッキングの感触がまだつかめていませんが、それくらい強弱をつけられる幅も変わるということになります。慣れれば、普通のゲージよりも大分レンジの広い演奏ができると感じました。

一般的には弦を太くすると音量が増し、サステインは落ちるといわれています。私は今まで1ランク細いmedium gaugeを使用していましたが、サステインが落ちた感触はありませんが、音量があるのでわかりにくいのかもしれません。次に弦を変える機会に2ランク細いlight gaugeに替えて確かめてみたいと思います。

弾き心地ですが、張り替え直後はセーハを抑えるのが大変だったのと、コードチェンジが追いつかなかったのですが、少し慣れてきました。モノにするにはまだまだ練習が必要ですが、思ったほど弾きこなすが難しいということはなさそうです。意外でした。

自分が試す前に調べた限りでは、Heavy Gaugeはストロークに向くという情報がありました。確かにガンガンストロークするとかなりの迫力がありそうです。その分エレアコでハハウリングが起こりやすくなるかも。ソロギターのようなフィンガーピッキングには向かないかもという情報もありましたが、試してみて「個人の好み次第」だと思いました。どうしてもLight Gaugeに比べれば弦を抑える難度が増すので、細かい演奏には向かないと考えがちだと思いますが、一番大事なのは「音が気に入るかどうか」だと思うので、私はソロギターでもアリだと思います。弾くのは大変ですが、音として「変」「アンバランス」ということはありません。いい音だと思います。

ネックですが、もともと少し順反りの状態にしてあり、それが若干増えた気がしました。元々テンションが高くなり押さえにくくはなっているので気のせいであることも考えましたが、ほんの少しだけ(若干の順反りが残る状態に)トラスロッドを締めました。その後反りの進行は見られません。

もうちょっと練習してから動画もアップします。

弦の種類や太さの違いによってテンションがどれくらい違うかを下表にまとめてみました。

弦の種類

Tension(kg)

 

表示

Gauge

1E

2B

3G

4D

5A

6E

TOTAL

エレキ弦
(3
弦プレーン)

super light gauge

009,011,016,024,032,042

5.94

4.99

6.67

7.17

7.17

6.71

38.65

regular light gauge

010,013,017,026,036,046

7.36

6.98

7.52

8.34

8.64

7.67

46.51

medium gauge

011,014,018,028,038,049

8.9

8.09

8.43

9.58

9.51

8.6

53.11

medium top heavy bottom

011,014,018,030,042,052

8.89

8.07

8.44

11.34

11.93

9.98

58.65

heavy gauge

012,016,020,032,042,054

10.6

10.57

10.41

12.53

11.61

10.71

66.43

エレキ弦
(3弦w)

jazz light gauge

012,016,024,032,042,052

10.57

10.57

12.74

12.74

11.93

9.98

68.53

jazz medium gauge

013,017,026,036,046,056

12.43

11.93

14.88

15.78

14.1

11.93

81.05

アコギ弦

custom light gauge

011,015,022,032,042,052

8.89

9.3

11.56

13.83

13.56

11.43

68.57

light gauge

012,016,024,032,042,053

10.57

10.57

13.7

13.83

13.56

11.79

74.02

medium gauge

013,017,026,035,045,056

12.43

11.93

16.01

16.69

15.42

13.15

85.63

heavy gauge

014,018,027,039,049,059

14.42

13.38

17.41

20.5

18.14

14.6

98.45

ナイロン弦

normal tension

022,032,040,029,035,043

6.94

5.26

5.49

6.99

6.4

6.03

37.11

extra hard tension

029,033,041,030,036,045

7.44

5.67

5.85

7.39

7.21

7.12

40.68

この表ではメーカーは統一して、一般的な3弦プレーンのエレキ弦だけでなく、3弦ワウンドのJAZZ弦(ラウンドワウンド)、アコギ用のphospher bronze弦、ナイロン弦も比べてみました。エレキ弦はもっとも一般的なニッケルワウンド弦です。弦の材質はもとより、同様の弦でもメーカーによってテンションは異なるのでこの表の数値がすべてではありませんが、大体の傾向は表れていると思います。テンションは全てレギュラーチューニングでの値で、某メーカーのサイト情報を元にしています。今回ダウンチューニングを狙って作っているHeavy Bottomのセットは省いています。

エレキのSuper light gaugeとheavy gaugeの間には1.7倍にも及ぶテンションの差があり、数字だけ見ると結構な差があることを実感します。一方でアコギ弦と比較すると、エレキの3弦プレーンの弦でもっとも高テンションのheavy gaugeのテンションはアコギ弦では緩いテンションのcustom light gaugeと同じくらいです。

jazz向けの3弦ワウンドのエレキ弦のlight gaugeは3弦プレーンのheavy gaugeよりもテンションは若干大きくなっていますが、これは3弦がワウンド弦で太いことが主な理由なのは容易に想像がつきますが、よくみると、他の弦でも太さは同じなのに、テンションが若干異なっていました。3弦プレーンのmedium gaugeとmedium top heavy bottomでも同様の差異があります。情報元の測定方法がどのようなものかはわかりませんが、一言でいえば「バランスが変わったから」ということでしょうか。その結果として楽器の調整後にオクターブピッチ等が異なってくる…。理論的には音程は(弦の種類が同じなら)弦長と弦の太さと張力(テンション)で決まるので、オクターブピッチが変わり(弦長が変わり)弦のテンションも変化するハズです…とマニアックに考えてみましたが、単なる測定誤差だったりして…。

もう一つ気になる部分がありました。経験的にもわかっていたことではありますが、3弦(ワウンド弦の場合)、4弦、5弦のテンションが総じて高いということです。これは何故でしょうか。ネックの中心側を高めのテンションにした方が良い?弾き心地?音色のバランス?…気になります。誰か知っていたら教えてください。そういえば最近、各弦のテンションをそろえたセットも出てきました。テンションそろえたほうが良いってこと?うーむ。どうなんでしょう。今度試してみよう。

材質の違いでもかなりテンションが異なっています。アコギ弦のlight gaugeは3弦ワウンドのエレキ弦のjazz light gaugeと太さはほぼ同じですが、テンションは8%ほど高めです。ネオアコ系のソロプレイヤーはlight gaugeか、それよりもさらにライトな弦を使っている方が多いようですが、これはチョーキングやタッピングなど、ライトな弦でこそ発展してきたエレキのテクを利用するためでしょうか。エレキからギターを始めて後からアコギも手を付けるという流れもあるからという見方もできます。

フルアコやフラットップのアコギに使われる弦のテンションを考えると、普通のエレキにmedium gaugeやheavy gaugeってそんなに心配しなくてもよさそうに思えてきませんか?何を隠そう私は最初1弦012のセットにかえた時、ネックが極度に反らないかとビビっていて、弾き終わると必ず弦を緩めていました。楽器店のスタッフにもそう言われましたし。でも慣れてきて、毎日弾いているならいちいち緩めなくても大丈夫なことを実感しました。

ナイロン弦はテンションだけみるとかなりライトで、もっとも太いextra hard tensionでエレキのsuper lightと大して変りません。ナイロン弦が柔らかい印象は持っていましたが、数字にしてみてこの差に驚きました。

Strings 6 : D’Addario EXL148

Posted: 2013年8月7日 カテゴリー: Strings
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exl148

現在私がストラトに張っている弦です。導入して3年くらいになります。パッケージの表示はEXTRA HEAVYですが、実質はこれの前に使用していたEXL145(Strings 5参照)のHeavy Bottom版です。ゲージは1弦から012,016,020,034,046,060で、導入前は「6弦060」という数字にビビっていましたが、かのSRVも6弦は058とか060だったというし、ほとんど同じだからOK!と無理に納得して試しました。本当は2~5弦はSRVよりも太い上、SRVは半音下げなので、実質SRVのギターを軽く上回るテンションがネックにかかるというトンデモナイ弦だったのですが…。しばらく弾かない場合は弦を少し緩めることに注意して使っています。

ストラトでの音の印象ですが、1~6弦までしっかりとした張りのあるトーンで中低域は普通のゲージに比べより充実しています。高音成分も削られることなく広いレンジで鳴ります。音量があるためか、ゲインをそれほど上げなくてもきれいにクランチしますが、そのため、ボリューム操作やピッキングの強弱によるゲインコントロールの幅があり、アンプやエフェクターでゲインを稼がなくても、しっかりドライブもさせられ、かつボリューム絞ってのクリーンもきれいです。ボリュームを絞って弱く弾いた場合でも音の余韻がしっかり感じられます。ここまではEXL145と同様ですが、特筆は6弦で激しくパンチング(つまみあげて指板に叩きつける。スラップのPULLのような奏法)がベースに近い迫力が得られます。

弾き心地ですが、1弦009や010のゲージからEXL148に変えた場合、弾きこなすのはまず無理です。1弦011のセットをクリアしてからでもだいぶ練習が必要だと思います。私はEXL148導入して3年くらいで、その前にEXL145から数えると5年以上1弦012ですが、まだ1弦21Fの1音半チョーキングがうまくできません。低音弦の方も4弦、5弦の人差し指チョーキングは半音くらいが精いっぱいです。

Strings 5 : D’Addario EXL145

Posted: 2013年8月6日 カテゴリー: Strings
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exl145

これくらいの太さの弦はJAZZ用のセットではよく見られますが、3弦はワウンド弦なものが多いです。ロック的な演奏には3弦はプレーン弦の方が良いと思いますが、こちらのEXL145はまさにドンピシャです。クリーン、クランチを中心に音づくりをするロック・ブルース志向なギタリストならこのセットはおススメです。一方ハードロックやメタルのギタリストにはプレーン弦が太すぎるかもしれません。EXL117の項でも述べたとおり、弦のテンションが強くチョーキングやレガートな演奏にはかなり制限が加わります。

私は3年ほど前までストラトにこのセットを張っていました。使い始めからしばらくは1音チョーキングがあがりきらず、ビブラートもうまくコントロールできませんでした。これの前は1弦011からのセットだったのですが、1弦012のセットとの間には必要な演奏力に大きな差があります。この差は1弦010のセットから011のセットに移行する場合とは比べ物になりません。コイツは鬼です。

音ですが1弦012、6弦054はアコースティックギターのライトゲージと同じ太さで、実際に生音もでかいです。音は太く、1弦011のセットよりもさらに中低域が充実し、しっかりと張りがあります。高音成分も削られることなく広いレンジで鳴ります。クリーン、クランチでは細い弦ではかなわない、豊かな鳴りが得られます。以上はストラトでの印象です。

exl117

こちらEXL117はDAddario EXL116の低音弦側をより太くしたセットです。本来はDチューニングに最適化したゲージのようですが、EXL116などで全体的に太い弦に変えたけど、できればもっと低音弦の迫力を増やしたい場合に使えると思います。

ハードロックやメタルのギタリストはギターの弦のテンションが高すぎるとチョーキングはもとよりタッピングなどのレガートな演奏も極端にやりにくくなってしまいます。(そういったテクニックはライトゲージならではのテクニックだと思いえるともいます。) またハードに歪んだ音ではプレーン弦の出音の魅力は011と012でそれほど変わらない気もします。そんな理由でハードロックやメタルのギタリストがゲージを太くする場合はこのセットが上限ではないかと考えています。

私はトーカイのレスポール(Guitar 3 参照)にノーマルチューニングで試して気に入って切り替えました。このレスポールにはEXL116をしばらく使用していたのですが、低音弦に物足りなさを感じるようになってきていました。期待していた通り低音弦の迫力は増したと思います。ただ、ピッキングハーモニクスがうまく鳴らせなくなってしまったので、要練習…。トーカイレスポール以外にも最近ES-330( Guitar 6参照)もこのセットを使用しています。

Heavy Bottomのセットはプレーン弦の張力とワウンド弦の張力差は普通のセットより大きいですが、演奏中に違和感を感じるほどではありません。

Strings 3 : D’Addario EXL116

Posted: 2013年8月4日 カテゴリー: Strings
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こちらのダダリオEXL116は1弦から6弦まで万遍無く弦を太くした効果を顕著に感じたい方におススメです。exl116

すべての弦のテンションが高くなり、テクニック的にきつくなりますが、ある程度の練習をこなせば弾けるようになるレベルで、それほど冒険的ではないと思います。

これくらいのゲージになるとノーマルゲージとの違いが1弦から6弦までしっかり音の変化としても感じられます。私見ですが、ロックをやる人にとってはEXL115やEXL140よりも音色のバランスが取れていると思います。

私はEXL116をTokaiのレスポール(Guitar3参照)に最近まで、以前所有していたYngwie Malmsteen Stratocasterに張っていました。他のストラトは1弦012のセットをメインにしていますが、スキャロップネックに張るのは怖かったのと、軽いタッチでフィンガリングするスキャロップの特性も考えてそうしていました。Yngwie StratocasterはオリジナルだとFキーでしたが、ペグポストの穴に052の弦が入らなったのでクルーソンに変えて使っていました。

Strings 2 : Ernie Ball Skinny Top Heavy Bottom

Posted: 2013年8月4日 カテゴリー: Strings
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2215

こちらは1弦010~のプレーン弦と太いワウンド弦を組み合わせたセットです。6弦052というのは普通の弦を張っている人にとっては冒険的な太さに感じるかもしれませんが、低音弦のチョーキングの習得に何年もかかるといった無謀な太さではなく、しっかり練習すればそれほど時間をかけずに弾きこなせると思います。また、プレーン弦はこれまで通りで最初からある程度気持ちよく弾けるので導入しやすいセットです。

音ですが、プレーン弦はノーマルと同じなので、変わりありません。低音弦は中低音が豊かになり音の張りが増します。この変化は生音・クリーン・クランチだけでなく、ディストーションサウンドでも感じられると思います。ディストーションサウンドの場合、ハードロックやメタルでの低音弦を刻むリフではより「ズンズン・ズクズク」といった感じの重低音感が感じられます。また、特に6弦でのピッキングハーモニクスは迫力があり、アンプの前で生の音を聞けばその違いを感じることができます。ただうまくピッキングハーモニクスを鳴らすのには練習が必要なので、最初は難儀するかもしれません。印象的な低音弦ピッキングハーモニクスを使うZakk Wyldeはデビュー当初から低音弦はへヴィです。

私は使ったことがないですが、D’Addarioにも同様のゲージ EXL140がラインナップされています。他のメーカーも同様のセットがあると思います。

私は一番最初に入手したTokaiのレスポール(Guitar3参照)に4,5年くらいこの弦を使っていました。そのあと1弦011~6弦052がしばらく続き、最近になって低音弦がもう少し太いセット(DAddarioEXL117)に変更しました。

2220 daddario_exl115b

ロックなどポピュラーな音楽を010~046のセットで演奏していた人が太い弦に替える場合、候補にあがるセットがこちらの2種類かと思います。

1弦010からこのセットに張り替えた場合、プレーン弦を弾きこなせるようになるのに少し時間がかかると思いますが、しばらく練習を続ければ慣れる程度で、何年も弾き続けないとものにできないということはありません。ワウンド弦はそんなに厳しくはないです。

音ですが、1弦010のセットに比べて少し張りが増す感じがあります。中低音の成分が増したような感じでしょうか。生音かクリーン・クランチくらいじゃないと差は分かりにくいと思いますが、歪んだ音主体にしている人でもボリューム操作とピッキングの強弱で積極的に音色をコントロールしてみると「レンジが広がった」と感じるかもしれません。この変化はプレーン弦の方が顕著で、ワウンド弦ではあまり感じないと思います。

私はストラトに一番最初に張っていたセットは1弦010~6弦048で、10年くらいそれでした。その後Erine Ball Power Slinky→DAddarioEXL145→DAddarioEXL148の順で太くしていきました。現在は新しく入手したギターでネックの動きが気になる場合は1弦011のDAddarioEXL115を使うことが多いです。でもクリーンでも歪んだ音でもこのセットだと低音弦が物足りないです。