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昨日までにメンテ作業を終えたSJ800、今日は音の確認!

昨日までにメンテ作業を終えたSJ800、今日は音の確認!

先週からメンテしてきたSJ800、今日最終チェックをして微調整を加えてから音出し確認してみました。

クリーン

 

ドライブ。

30年以上前のギターですが、その割にはかなりきれいでメンテナンスによって中々の状態になりました。煌びやかな音もイイですね。シールド処理を施したためかノイズも気になりません。フロントのハム/シングルの切り替えはトグルスイッチの隣のプッシュスイッチで行いますが、さっとチェンジ出来て扱い易いです。シングルではトレブルが程よく聞いた音ですが耳に痛いという感じではありません。ハムにすると音が太くなってくれます。このギターはクリーンが楽しいと思いましたが、ドライブも楽しく遊べました。ゲインを押さえた音もイイですが、ゲインブーストしてフロントハムで弾いたFuzzのようなブーミーな感じも面白かったです。

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昨日に引き続きSJ800のメンテ、残りの大きな山はナット交換。

ナットは牛骨で作成。写真右がオリジナル。左が牛骨のブランク材。それ削り出してSJ800にわせた形状に加工したのが真ん中。

ナットは牛骨で作成。写真右がオリジナル。左が牛骨のブランク材。それ削り出してSJ800にわせた形状に加工したのが真ん中。

ナットは無漂白牛骨のオイル漬けを使用。このギターはどちらかと言うとFenderタイプですが、なぜかナットの幅が広く、Fenderサイズのブランク材では小さいのでGibsonタイプのナット材から削り出しました。上の写真の真ん中が削り出した(荒削り)状態。これのサイドの仕上げ研磨を先に行ってからギターの取り付け。弦の溝を掘ってから上面も仕上げ研磨して出来上がり。

仕上がり。牛骨は研磨剤で磨くとテカテカになります。ネック幅は42mmでやや細め。

仕上がり。牛骨は研磨剤で磨くとテカテカになります。ネック幅は41.7mmでやや細め。

今日はマシンヘッドとボディのクリーニングも行いました。もともと小傷はあるのですが、木目が生きた塗装で目立ちません。くすんだ部分などもあったのですが、それ程頑固な汚れではなく綺麗になりました。マシンヘッドもピカピカに。

塗装はそれほど劣化していないので磨き上げると写真の通りきれいになりました。ペグについていたくすみもできるだけクリーニング。かなり良い状態に復帰。

塗装はそれほど劣化していないので磨き上げると写真の通りきれいになりました。ペグについていたくすみもできるだけクリーニング。かなり良い状態に復帰。

基本調整を行って今日は終了。

基本調整を行って今日は終了。

ネックの調整、オクターブの調整、弦高調整を行い今日は終了。明日ネックの様子を確認してからサウンドチェックして、問題なければデビューの予定です。

SJ800メンテの続き。フレットのサイドに塗料がたくさんついてました。

SJ800メンテの続き。フレットのサイドに塗料がたくさんついてました。落せる部分は先に落としたのですが、よく見ると写真のようにまだ残っていました。

昨日着手したYAMAHA SJ800のメンテ、今日はフレットの擦り合わせ。上の写真は擦り合わせ前にフレットのサイドを狙って撮ったものです。黄色くこびりついているのはトップコート(塗料)。この写真を撮る前にできるだけ落としておいたおですが、まだ残っていました。

メイプル指板のネックはフレットを打ってから塗装をするので、多少はフレットサイドに塗料が残っていることが多いですが、フレットの擦り合わせをこなう際に頂点付近の塗料は落ちます。なのでフレットの一番高い部分まで塗料がついていることはあんまりないと思うのですが、今回のSJ800はフレットの頂上付近までべったり塗料がついているフレットが多かったので、おそらくは以前擦り合わせをした際にフレットサイドのエッジを丸める加工を省略したか、何かの理由で控えめに行ったのではないかと思います。

まずはマスキング。青と黄の2種類のマスキングテープを使用しています。青の方が粘着力が弱くなっています。剥がす際に塗装も一緒に剥がさないように青を下に貼って、黄のテープを重ねて2重にマスキング。

まずはマスキング。青と黄の2種類のマスキングテープを使用しています。青の方が粘着力が弱くなっています。剥がす際に塗装も一緒に剥がさないように青を下に貼って、黄のテープを重ねて2重にマスキング。

全体を擦り合わせて、フレットの高さを揃えた後、平な面が広くなったフレットのエッジを落としてゆきます。一番右がサイドのエッジを落とし終えた状態。右から二番目はその途中。左側はエッジを落とす前の状態。赤のマジックを頂上に塗ってフレットの頂点を確認しやすくしています。

全体の高さを整えてから、平な面が広くなったフレットのエッジを落としてゆきます。一番右がサイドのエッジを落とし終えた状態。右から二番目はその途中。左側はエッジを落とす前。赤マジックを塗ってフレットの頂点を確認しやすくしています。

元々の状態でフレットの頭がかなり平らになっていたのですが、高さの不揃いもあったので改めて頂点を揃えました。ここまででフレットの頂上の幅は1.2~1.5mmくらい。フレットエッジを削り落としてゆき、この幅を0.4mmくらいまで狭めました。上の写真の後でさらに細かい目のヤスリで追い込んでゆきます。

仕上げにコンパウンドでフレット全体を磨いて終了。こんな感じになりました。

仕上げにコンパウンドでフレット全体を磨いて終了。こんな感じになりました。これでまだまだ弾きこめるんじゃないかと思います。

 

ブリッジのクリーニングも行いました。

ブリッジのクリーニングも行いました。

お店を開けている時間はお客さんが来たら、すぐに応対できるようにフレット擦り合わせのような繊細な作業は一旦中断します。なので作業は断続的。今日は他にブリッジのメッキのくすみ取りと昨日のシールドのアース配線を行いました。

ボリュームポットにアース線を半田付け。導電塗料のシールドも完了。

ボリュームポットにアース線を半田付け。導電塗料のシールドも完了。

あとはナットだな。

YAMAHA SJ800

YAMAHA SJ800

昨年暮れに買い取って手を付けずにいたYAMAHA SJ800。本日メンテナンスに着手。買い取った時に気になったのはナットと電気系。あとフレット。電気系はトーンのガリがあったけど接点復活剤で洗浄して改善。そしてキャビティ内のシールド処理。

シールド処理が不完全でした。

シールド処理が不完全でした。

写真の通り、導電塗料がキャビティ内全体に塗られていないのと、パネルの裏面のシールド処理がなかったのでちゃんとシールドするように未塗装部分にも導電塗料を塗布。パネルの裏はアルミテープで処理。

パネル裏とピックガードのスイッチ取り付け部分をアルミでシールド。

パネル裏とピックガードのスイッチ取り付け部分をアルミでシールド。

今日はここまでで時間切れ。

後は念のため、導電塗料が乾いたらそこにラグを打ってPOTのカバーまでエースをつないで、電気系はとりあえずOK 。

そして問題のナット。

よく見るとナットの幅が狭くナット溝に隙間もある。

よく見るとナットの幅が狭くナット溝に隙間もある。

以前のオーナーさんがナットを交換したためか、それとも経年でオリジナルのナットが縮んでしまったのかわからないけどサイズがあっていないのでナットは要交換。写真には写ってないけどフレットは以前摺合せしているようで、古いギターの割には凹みがほんのわずか。でもよく見るとフレットのサイドに塗料が張り付いている部分が目立つ。ひょっとしたら、以前摺合せした際にフレットのエッジの処理をやらなかったのかな?もともと細めのフレットのなのであまり気にならなかったのかも。全体を通してフレットの高さはほぼそろっているけど、エッジの処理を追加するか・・・

明日考えよっと。

このギターを知っている方・・・通ですね~

このギターを知っている方・・・通ですね~

Yamaha SJ-800というギターです。Cornel Dupreeや桑田圭祐さんの使用で知られる、通な一本。僕もまったくノーマークだったんですが縁があって昨年末に入荷しました。使っていた方が大御所なのにそれほど市場には出回らなかったようで中古で状態の良いのを見つけるも難しいそうなモデルです。

先に済ませなければならない案件が溜まっているので(相変わらず仕事が遅くてスミマセン。)出品するまではまだ間があるんですが、セットアップ後にどんな音を奏でてくれるのか今から楽しみにしている一本です。

下の動画でCornellさんが弾いているいるのが本機(モディファイされてますけど・・・)