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K-ONに入部してすぐに、帰り道が同じ方向の「店長君」(現在某楽器店の店長なのでこう呼ぶ)とBOOWYのコピーバンドを企画した。店長君はオイラのイングヴェイの曲をやるバンドではベース担当だったが、このバンドではボーカルを担当した。他のメンバーはもう一人のギターとベース、キーボード、ドラムすべて1年生だけで集めた。中には高校時代少しバンドを経験している者もいたが、おいらも含め全員初心者の集まりだった。

まずはバンド名を決めた。オイラが提案したのは「Freeze Moon」。オイラが大学に入学した年に亡くなった尾崎豊の曲から拝借した名前。他にも「A Hard Days Night」という案も出ていたのを覚えている。今考えるとそっちもええなぁ。・・・バンド名って結構真面目に考えると難しいけど、曲名を使うというのは結構アリなのだ。みんなそれほど我を通す奴らでもなく、結局すんなりFreeze Moonに決まった。こういった打ち合わせもバンド活動の一部として楽しかった。

バンドの打ち合わせ。1年生同士だから気兼ねない。

もう一つのイングヴェイCryingバンドの方はオイラの自己満足的方向性が強く、バンドの一体感というのはまだ経験できていなかったが、このFreeze Moonの方ではメンバー全員が同学年で気兼ねがないし、初心者も多いので和気あいあいと楽しく活動できた。本物(BOOWYのことね)は4人編成だが、こちらはギターとキーボードが多い分、一人ひとりの手数で賄えない部分も何とかなる。逆に、曲によってはあるパートがやることがない、何をやっていいかわからないという事態もあったが、それがバンド全体でアレンジを考えるという流れを生むこともあって初心者ながらイイゾイイゾとほくそえんでいた。やった曲は・・・

B・BLUE

Marionette

Beat Sweet

Cloudy Heart

わがままジュリエット

・・・ほかにもあったと思うが、こんなところ。オイラ達Freeze Moonは曲によっては自前のアレンジを加えたりもしていて、単なるコピーだけでなかった。初心者バンドとしては中々抜きんでていたと今でも思う。

K-ONでは夏の合宿があった。ユイちゃんたちの方のK-ONと違いおいらたちは超真面目に夜中までバリバリ練習した。合宿の最終日にバンドごとの発表をやったが、Freeze MoonもそこでMarionetteを披露。そして秋の学園祭にも出演、無事成功できた。今思えば、先のレポートのイングヴェイバンドはオイラだけが延々ソロをとっていてバンドっぽくなかった。もちろん協力してくれたメンバーはオイラの引立てに回ってくれていたわけなので悪いわけではないが、より純粋なバンド経験としてはFreeze Moonの方が最初といえるかもしれない。

初心者同士でもバンド感はある!

初心者同士でもバンド感はある!

Freeze Moon活動中、店長君が選任ボーカルを務めることに先輩から少しおとがめがあった。Freeze Moonは秋の学園祭のライブに出演すべく活動していたが、その学園祭に店長君は全部で3つバンドを掛け持ちしていた。ちなみにT大は理系の大学でどの科も夕方までみっちり授業、実験が入っていてそうそう暇があるわけではない。初心者で掛け持ち3つで、しかも一つは自分のパートではなくボーカルであることが当時の幹部の一人には「?」だったわけだ。だが、店長君は見事学園祭3バンド掛け持ちをこなした。しかもどれもなかなかの完成度の演奏だった。たしか、オイラとやったFreeze MoonとAM101の他のもう一晩度はZIGGYのコピバンで、決して難しい曲をやったわけではないがベースだけでなくコーラスもこなしていたしね。さらに彼はデニーズで深夜皿洗いのバイトもこなしていたと思う。やろうと思えばできるのだ。そういうテンションで臨めばできるのだ。

その後店長君はさらにコーラスに磨きをかけつつベーステクも驚くほど上達する。もともと才能があったのかもしれないが、それ以上に一生懸命練習していた。努力のたまものというやつだ。Yahoo知恵袋で「Fが押さえられません。才能がないのでしょうか?」とか質問している少年に見習っていただきたい。何を隠そうオイラもひそかにバンドという事を考えるとき、店長君の努力の様子や上達ぶりに奮起させられたものである。

 

1年の学園祭終了と同時にこのFreeze Moonもヒトマズ終了となった。

オイラ達の世代は高校生くらいでまずBOOWYやBlue Heartsなんかのコピーでバンドデビューすることが多かった。オイラは高校時代はギターにはまってメタル系のギタリストの練習をしていたがバンドはやっていなかったので、少し遅れて大学でバンドを始めたとき改めてBOOWYをやりたいと思った。現在も活躍する布袋寅泰さんのギターはロックの基本エッセンスがたくさん詰まっていたし、バンドとしての完成度を意識しやすい楽曲でこの時期にBOOWYバンドができたのはとてもプラスになった。もしこれをスルーして大好きなイングヴェイなんかに向かっていたらその後のK-ONではあまり楽しく活動できなかったかもしれないと本気で思っている。

Freeze Moonはこれで活動終了したが、2年後の夏合宿の企画バンドで、オイラと店長君、そしてドラムのチェッカル君(チェッカーズが好きなのでこのあだ名だった。)の3ピースで再結成したことがあった。3ピースというバンドとしては一番シンプルでありつつ、技量も要求されるスタイルで、Liar GirlとMemoryという曲をやった。オリジナルのLiar Girlの最初にはシンセのシーケンスが入っていてそれにディストーションギターのリフがかぶさるアレンジなのだが、オイラはBOSSのDelayのHold機能を使って再現した。店長君はベースを弾きつつリードボーカルも取って見せた。この再結成は、メンバーが半分だったのでFreeze Half Moonと名乗った。3ピースバンド初体験だった。店長君もオイラも挑戦的な試みだったが、こういう過程があってプレイヤーとしての進歩につながったと思っている。

これの「Hold」は今でいうルーパーのような機能。時間はチョー短いけど・・・16分音符4つで一組のフレーズの繰り返しだったので、そのフレーズをギターで一回弾いて、あとはこの機能でリピートさせた。店舗に合わせるのがムズイ。

これの「Hold」は今でいうルーパーのような機能。時間はチョー短いけど・・・16分音符4つで一拍一組のフレーズの繰り返しだったので、そのフレーズをギターで一回弾いて、あとはこの機能でリピートさせた。テンポに合わせるのがムズイ。

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