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以前にもテレキャスで比較してみた「Bigsbyによる音の違い」、今日は下写真の日本製のCASINOで試してみました。

同じくElitist CASINO、後付けのBigsby B3。

同じくElitist CASINO、後付けのBigsby B3。

Elitist CASINOノーマル(ビグスビーなし)

Elitist CASINOノーマル(ビグスビーなし)

比べてみて大まかに以下のように感じました。

①Bigsbyを載せている方が低音が豊か。一方高域のキラキラした感じはノーマルの方が出ている。

➁Bigsbyを載せている方が若干サステインが弱い。

③生音の音量はノーマルの方が少し大きい

④Bigsby B7での比較(以前ES-330で比較したことがあります。)に比べると差は小さい

という感じです。今回はB3を使用していますが、B7程サウンドの変化はない印象です。

動画も撮ってみました。まずはクリーン。

次に少し歪ませた音。ロングトーン中心に弾いています。

極端な差は出ていませんが高域の出方なんかはよく聴くと分かると思います。低域の出方は正直なところ実際に弾いたときほどの差が動画からは感じ取れないのですが、それでもじっくり聴くと差があります。サステインはアンプを通した音量では元々フィードバックしやすいギターでもあるのでBigsby B3の方でも音は伸びていてそんなに差は感じませんでしたが、生音だとノーマルの方が長く感じました。

B3はボディトップに穴を空けずに取り付けられる「より簡易的なBigsby」という印象で、ボディトップを加工したくない場合や簡単にほぼ元に戻せる(ストラップピン回りにネジ穴が残る)のが魅力ですが、「B7を載せたときのよりも控えめの変化」を望む場合なんかにも良さそうです。Bigsbyならではの緩やかなビブラートはB3でも堪能できますし、テンションバーがない分チューニングの狂いは少なそう。でも構造上ブリッジに掛かっているテンションが弱く、1弦などは指で強く引っ張り上げるようなピッキングをしたりチョーキングしたりするとブリッジの駒から弦が外れてしまいやすいので、その辺を踏まえて弾かないとイカンですね。もっとも慣れている方は演奏中に弦が駒から外れても何事もなかったようにさらりと直してしまうのかも・・・ByrdlandでロックをやっているTed Nugentのように。

ES330Bigsby

ビグスビー付きのES-330です。オリジナルのままで手は加えていません。

exl117

弦はHeavy Gauge Guitar 3で紹介したTokaiレスポールと同じく1弦.011~6弦.056のDA’ddario EXL117を張っています。

ビグスビー搭載のせいかノーマル330よりも高域が立って、芯が強くなる感じで、ある意味Fender的な音だと思います。ロカビリーやカントリーの人がビグスビーを載せているイメージがありますが、そういう人たちが好む音かもしれません。搭載されているP-90ピックアップは通常のものよりもコイルターン数を少ない仕様です。音の分離がとても良く、ストロークでじゃかじゃか弾くのも楽しいです。

↓実際の演奏です。クリーン→クランチ→ブーストの順でそれぞれピックアップをneck → mix → bridgの順に切り替えながら適当に弾いています。

↓こちらの動画は常時歪みonでボリューム操作でクリーンを作っています。

ギターを弾きはじめてから20年以上経ちますが、この330を入手するまではビグスビーには悪い印象しか持っていませんでした。チューンニングが狂いやすいとか、楽器が重くなるとかマイナス情報をよく見聞きしていたのと、ビグスビー使いのギタリストで自分のアンテナにひっかかる人もなく完全スルーでした。一方で箱物ギターのクラッシックなルックスが大好きでセミアコ・フルアコは色々と物色していました。ES-330はヴィンテージも含めて10本くらい試しましたがどうも自分には音が軽すぎて芯が足りない気がして「330は自分に合わない」という結論が出かけていたのですが、ある時ビグスビー搭載のコイツを弾いてみたところ「これ、いい!」となりました。そのお店にはノーマル330もあったので比べさせてもらいましたが、やっぱり全然違っていました。ビグスビーは使ってみると独特の緩い(「イナタイ」というのでしょうか…)ビブラートにも味がありますし、330本体は自分には軽すぎるのですが、ビグスビー搭載だとウェイトバランスも良く感じます。335やレスポールにビグスビーだとどうなるのか興味深いです。