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95年製のLP。

95年製のLP。

しばらく弾いていなかったというレスポールスタンダード、95年製のメンテをさせていただきました。上の写真は作業が完了した状態。ウチに来たときは塗装部には汚れやシール(テープ?)の痕、ゴムにこすれたと思われる黒い汚れが散見されましたが、中々きれいになりました。

メンテ前のフレット。

メンテ前のフレット。

気になったのがフレット。上の写真がメンテ前の状態。フレット頭がかなり削れていてフレット頂点の平らな部分がかなり広くなっています。フレットの高さ自体も低くなっていて、端の部分で一番低いフレットは0.70mmくらいになっていました。低くなっている割にはフレットのエッジが立っていて「引っかかる感じがある」とのことだったので、エッジを落として丸める加工をしました。とはいっても、かなり低くなっているフレットなので、ムリに頂点の幅を狭くしようとするとキケンなので、加工はほどほどにしました。頂点の元々の幅が最大の部分で2.2mmくらいあったのを半分まで狭めたのが下の写真。取りあえず引っかかりはなくなりました。

DSCF6307

問題なく演奏できるようになりました。

仕上げにフレットを磨き上げて完了。しっかり磨くとフレットの低さもそれほど気にならないくらい弾きやすくなりました。フレットの高さがなく、擦り合わせの余地があまりない状態でしたが、幸い擦り合わせはせずにネックの調整などでしっかり音が出る状態にできました。

サウンドチェック。