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太い弦と言えばこの人、SRV。私も影響を受けました。ギターマガジン2013年3月号の特集記事によれば愛用の弦はghsニッケルロッカーズの1弦を012か013に替えて使用、1弦から013(or012)、015、019、028、038、058です。ギターマガジンでは2007年8月号でもSRV特集がありました。そこでは本人のインタビュー記事があるのですが、そこでSRVはストラトの弦について「1弦013、2弦015か016、これはギターによって変える。3弦が019プレーン,4弦が028、5弦038、6弦060か056だ。」と答えています。さらに、ヤングギター誌の別冊「天才ギタリストスティーヴィーレイボーン」に掲載されている本人インタビューでは「昔は1弦018だった」との証言も…。マジでしょうか?そのテンションに合わせたトレモロスプリングは特注になってしまうんじゃないでしょうか?恐れ入ります。このほか、情報ソースは忘れてしまいましたが、確か。クスリやルコールで苦労していた頃(3rdアルバムの頃だったかと思います。)に、1弦011に落としていたとの話があったと思います。さすがにその頃は体がぼろぼろでハードテンションでは弾きこなせなかったのでしょうか…。

ghs_1300←コイツの1弦を013に交換していた。

ところで、ダダリオのEXL145は1弦から012、016、020、032、042、054です。以前別のレポートにゲージ毎のテンションの表を載せましたが、その値はネックの中心の弦(3,4弦)が外側の弦よりもハードテンションでした。SRVの場合は2~5弦はダダリオEXL145よりも細めの弦になっています。

(「Strings:弦の種類・太さによるテンションの違いをみる」参照)

ひょっとしたら、無意識のうちに各弦のテンションをそろえていた?…と一瞬考えましたが、おそらくこの仮説は×です。

SRVの曲を練習していると、指で弦を引き上げて指板に叩きつけるようにビシバシ弾く奏法を良くやっていることに気づきます。「パンチング」というのだと思いますが、特に1弦と6弦でやっているように聞こえます。この奏法は太い弦の方が気持ちよくできるので、1弦や6弦を特に太くしていたのではないかと想像しています。そう考えると「昔は1弦018」という証言も納得できる余地が生まれます。1弦だけ極端に太くする分には特注のスプリングにしなくてもできそうですし。

もうひとつ太い弦にしていた理由として考えられることは「弾きごたえ」です。私もそうなのですが、一度太い弦で慣れてしまうと、ライトゲージでは物足りなくなります。あそこまで弾きまくっていたSRVですから、当然ギターを弾くこと自体が大好きで、なおかつ、もっともっとうまくなりたいという欲求も強かったと思います。その表れが「わざわざ太い弦で弾き倒す」という行為に現れていたのではないでしょうか。

 

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ダダリオのPhospher Bronze弦でもっとも太いセットです。Heavy Gaugeという言葉は曲名にもなっていて耳にする機会は多いと思いますが、実際にアコギにHeavy Gaugeを張っている人はおろか(長渕剛さんだけ?)、店頭でもほとんど見かけません。それだけ需要が少ないこの弦に今回挑戦してみました。弦のテンションは6本合わせて約98kg(mediumよりも13kg、lightよりも24kg大きくなります。)、エレキのHeavy Gaugeの1.5倍、かなり未知のテンションです。挑戦開始から今日で18日目になります。おそらく、長く張っていることでまた印象が変わってくるとは思いますが、張り替えてから、今日までの印象をレポートします。ギターはこのサイトでも紹介している。K.Yairi YD62Eで、Medium Gaugeからの切り替えです。

音ですが、「レンジ」「音量」はmediumよりも広がったように感じました。前者ですが、倍音成分が少し豊富になったと感じました。弦張り替え直後はきらびやかな音が出るのは他ゲージでも同じなので、少ししたらおとなしい音に変化するかもしれないと思っていましたが、今日にいたってまだその印象が変わっていません。低音については顕著に増えたとは感じていませんが、増えているかもしれません。音量が増えるので、どうしてもその分迫力が増すので、判断付きにくいです。その音量については明らかに大きくなりました。思い切り弦をはじいて鳴らしきる場合と、弱く弾いて小さな音を出す場合の強弱の切り替え、ピッキングの感触がまだつかめていませんが、それくらい強弱をつけられる幅も変わるということになります。慣れれば、普通のゲージよりも大分レンジの広い演奏ができると感じました。

一般的には弦を太くすると音量が増し、サステインは落ちるといわれています。私は今まで1ランク細いmedium gaugeを使用していましたが、サステインが落ちた感触はありませんが、音量があるのでわかりにくいのかもしれません。次に弦を変える機会に2ランク細いlight gaugeに替えて確かめてみたいと思います。

弾き心地ですが、張り替え直後はセーハを抑えるのが大変だったのと、コードチェンジが追いつかなかったのですが、少し慣れてきました。モノにするにはまだまだ練習が必要ですが、思ったほど弾きこなすが難しいということはなさそうです。意外でした。

自分が試す前に調べた限りでは、Heavy Gaugeはストロークに向くという情報がありました。確かにガンガンストロークするとかなりの迫力がありそうです。その分エレアコでハハウリングが起こりやすくなるかも。ソロギターのようなフィンガーピッキングには向かないかもという情報もありましたが、試してみて「個人の好み次第」だと思いました。どうしてもLight Gaugeに比べれば弦を抑える難度が増すので、細かい演奏には向かないと考えがちだと思いますが、一番大事なのは「音が気に入るかどうか」だと思うので、私はソロギターでもアリだと思います。弾くのは大変ですが、音として「変」「アンバランス」ということはありません。いい音だと思います。

ネックですが、もともと少し順反りの状態にしてあり、それが若干増えた気がしました。元々テンションが高くなり押さえにくくはなっているので気のせいであることも考えましたが、ほんの少しだけ(若干の順反りが残る状態に)トラスロッドを締めました。その後反りの進行は見られません。

もうちょっと練習してから動画もアップします。