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以前からちょっとづつ製作していたLP Type 完成!

2年ほど前に機会があって入手したLes Paul Typeのボディとネックを元に密かに制作していたレスポールタイプ、本日完成!製作途中でほったらかしになっている期間が大分あってかなり時間がかかってしまいましたがなかなか自己満足度の高い一本になりました。

スペックですが、ヘッドの突板を少し厚みのあるエボニーを張った以外はボディ・ネックは通常のレスポールとほぼ同じ。ボディバックのパネルやピックガード、ロッドカバーは無垢の木材から削り出し、Bigsby B7搭載。ピックアップは直付けGibson 57 Classic、各PU毎にミニスイッチでシリーズ、コイルタップ、パラレルの切り替え。Master Volume、Master Tone、ノブはアルミ削り出しタイプ。Toneはプッシュプルスイッチでキャパシタ変更し、「トーンの効き具合」を選べるようになっています。

総重量4.1kg弱。ビグスビーを載せている割に軽いです。

塗装はラッカーですが、通常メーカーで行うやり方よりもだいぶ工程を省略しています。乾燥後の表面の研磨も省略(吹きっ放し)。色も載せなかったのでトップ材のままの見た目。

ピックガードは「グラナディロ」という材を削り出し。木製だと厚みが必要で、通常のレスポールタイプのブラケットはビスがボディにぶつかってしまうのと、せっかくの木目の真ん中にネジ穴を開けなければならないのが嫌だったのでセミアコのような取り付け方式にしました。といってもぴったり合うパーツは市販ではないのでブラスを削り出しで自作。それに合わせてビスもブラス製にしました。

コントロールはMaster Volume、Master Tone、それぞれのピックアップ(Gibson 57 Classic)のシリーズ接続(通常のハムバッキング)⇔スプリットコイル(黒ボビンの方のシングルコイルサウンド)⇔パラレル(両方のコイルをそれぞれシングルコイルPUとして出力)となっています。

ボディバック。塗装を簡略化しかなり薄い塗膜になっていて導管がはっきりわかるくらいにマホガニーの木肌がそのままになっています。パネル類はエボニー材で制作したものをブラスネジで止めています。

指板はローズウッド。フレットはミディアムサイズでサークルフレッティング。

ヘッドの突板はエボニーで、ここも塗装は吹きっ放し。トラスロッドカバーはエボニーを削りだして猫のシルエットにしてみました。

ペグはカバーがないタイプ。

製作開始した当初はスタンダードなレスポールコピーを念頭にしていましたが、作業を進めてゆくにつれて「Bigsbyを付けよう!」「ピックアップは直付けにしてみよう!」「57 Classicでコイルタップした音はどんなもんか試してみよう!」「プラスチックパーツはなるべく使わないようにしよう!」・・・といった感じで出来上がったのが写真の通りのレスポールからは少し離れたギターになりました。弦は011~052にしたのですが、ネックの性格がまだわからないので今日のところはチューニングは半音下げにしてあります。音も出してみましたが、通常のレスポールとはやっぱり違っていて面白いです。ネックが落ち着いたら動画撮ってみます。

 

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Chaki P-1げを張ってネックの調整まで完了。あとはピックガード。

Chaki P-1げを張ってネックの調整まで完了。あとはピックガード。

前回のつづき。結局ピックガードは自作して取り付けることにしました。完成しそうでなかなか出来上がりませんが、とりあえず弦は張ってネックの調整も済んでいるので、ちょっと弾いてみました。弦はPhospher BronzeのLight Gaugeを張ったのですが、随分弾きやすくなりました。もちろんそうなるためにフレット交換したのですが、実は元々ネックのサイドが過去の擦り合わせのためかかなり鋭角に出ていて、握り込んだ時の違和感が強かったのでこれを削り落としてネックシェイプもより握りやすい形に変更しています。その効果も大きいと思います。個人的にはノーマルチューニングから1音下げて試した時にイイ感じでした。これはより低い音域の方が合うということか、それても弦のテンションが少ない方が合うのかあるいはその両方か・・・。オープンDでの演奏なんかが楽しそうです。

さて、ピックガード。よくある黒白黒の3plyで作るのが手早いのですが、せっかくの古い楽器なので、その外観に合うような雰囲気を持ちつつ既製品とは違ったものにもしたいので木材で作ってみることにしました。木製ピックガードといえば定番はメイプルやエボニーを削り出して作ることが多いと思いますが、高級機の場合です。もともと高級機ではないところや日本製というところもポイントのP-1なので、比較的入手しやすい「さくら」の単板を削り出して作ることにしました。

さくらの単板から削り出したピックガード。

さくらの単板から削り出したピックガード。右側のブラケットは既製品ですが、試したところ合わないことが判明・・・(ToT)

上の写真はピックガードの形に加工を終えた状態。周辺部は匙面(スプーンでえぐったような丸いくぼみ)をつけてみました。ところどころ黒っぽくなっているのは匙面の削り出しに使用する電動工具の摩擦で焦げ付いている部分。それはそれでイイカンジに思えたのでそのままにしています。

サイドの加工。家具でよく見られる匙面という掘り方です。スプーンですくったような丸い溝。

サイドの加工。家具や扉などでよく見られる「匙面」という掘り形状。ちょっとおしゃれ?

そして塗装を済ませた状態。あまりピカピカにしてしまうとイメージと合わないのでラッカーを少ない回数塗り重ねて、乾燥後に表面を軽く以外て完成。

そして塗装を済ませた状態。あまりピカピカにしてしまうとイメージと合わないと考えて木材の質感がなくならない程度にクリアーを数回塗り重ねて、乾燥後に表面を軽く研磨。

表面は木材の質感を残しつつそれなりに映り込みもあるくらいの塗膜・光沢。

表面は木材の質感を残しつつそれなりに映り込みもあるくらいの塗膜・光沢。

裏面。ボディトップ側のネジ位置はエボニーの板材で補強を入れてあります。左側の四角の部分はブラケットを取り付ける部分。実際にギターに取り付ける際はフェルトのクッションも貼ります。

裏面。ボディトップ側のネジ位置はエボニーの板材で補強を入れてあります。左側の四角の部分はブラケットを取り付ける部分。実際にギターに取り付ける際はフェルトのクッションも貼ります。

試しにギターに載せてみました。あとはブラケットを何とかしなければ・・・。

試しにギターに載せてみました。僕好みの見た目になりました。あとはブラケットを何とかしなければ・・・。

ブラケットは既製のES-175タイプで合うだろうとタカをくくっていたのですが、元々P-1のボディに開いているネジ穴を生かす場合は合わないことが判明。おーまいごっど。せっかく取り寄せたのに・・・(T0T)

・・・そういうわけでブラケットも自作します。実は上の塗装前にこの事は判明していたので、どういう仕様にするかはすでに検討済みで材料の手配も済んでいます。それらが届いてから作業再開となります。ずいぶんコストもかかってしまいましたが、その分完成も楽しみです。