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弦の種類や太さの違いによってテンションがどれくらい違うかを下表にまとめてみました。

弦の種類

Tension(kg)

 

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Gauge

1E

2B

3G

4D

5A

6E

TOTAL

エレキ弦
(3
弦プレーン)

super light gauge

009,011,016,024,032,042

5.94

4.99

6.67

7.17

7.17

6.71

38.65

regular light gauge

010,013,017,026,036,046

7.36

6.98

7.52

8.34

8.64

7.67

46.51

medium gauge

011,014,018,028,038,049

8.9

8.09

8.43

9.58

9.51

8.6

53.11

medium top heavy bottom

011,014,018,030,042,052

8.89

8.07

8.44

11.34

11.93

9.98

58.65

heavy gauge

012,016,020,032,042,054

10.6

10.57

10.41

12.53

11.61

10.71

66.43

エレキ弦
(3弦w)

jazz light gauge

012,016,024,032,042,052

10.57

10.57

12.74

12.74

11.93

9.98

68.53

jazz medium gauge

013,017,026,036,046,056

12.43

11.93

14.88

15.78

14.1

11.93

81.05

アコギ弦

custom light gauge

011,015,022,032,042,052

8.89

9.3

11.56

13.83

13.56

11.43

68.57

light gauge

012,016,024,032,042,053

10.57

10.57

13.7

13.83

13.56

11.79

74.02

medium gauge

013,017,026,035,045,056

12.43

11.93

16.01

16.69

15.42

13.15

85.63

heavy gauge

014,018,027,039,049,059

14.42

13.38

17.41

20.5

18.14

14.6

98.45

ナイロン弦

normal tension

022,032,040,029,035,043

6.94

5.26

5.49

6.99

6.4

6.03

37.11

extra hard tension

029,033,041,030,036,045

7.44

5.67

5.85

7.39

7.21

7.12

40.68

この表ではメーカーは統一して、一般的な3弦プレーンのエレキ弦だけでなく、3弦ワウンドのJAZZ弦(ラウンドワウンド)、アコギ用のphospher bronze弦、ナイロン弦も比べてみました。エレキ弦はもっとも一般的なニッケルワウンド弦です。弦の材質はもとより、同様の弦でもメーカーによってテンションは異なるのでこの表の数値がすべてではありませんが、大体の傾向は表れていると思います。テンションは全てレギュラーチューニングでの値で、某メーカーのサイト情報を元にしています。今回ダウンチューニングを狙って作っているHeavy Bottomのセットは省いています。

エレキのSuper light gaugeとheavy gaugeの間には1.7倍にも及ぶテンションの差があり、数字だけ見ると結構な差があることを実感します。一方でアコギ弦と比較すると、エレキの3弦プレーンの弦でもっとも高テンションのheavy gaugeのテンションはアコギ弦では緩いテンションのcustom light gaugeと同じくらいです。

jazz向けの3弦ワウンドのエレキ弦のlight gaugeは3弦プレーンのheavy gaugeよりもテンションは若干大きくなっていますが、これは3弦がワウンド弦で太いことが主な理由なのは容易に想像がつきますが、よくみると、他の弦でも太さは同じなのに、テンションが若干異なっていました。3弦プレーンのmedium gaugeとmedium top heavy bottomでも同様の差異があります。情報元の測定方法がどのようなものかはわかりませんが、一言でいえば「バランスが変わったから」ということでしょうか。その結果として楽器の調整後にオクターブピッチ等が異なってくる…。理論的には音程は(弦の種類が同じなら)弦長と弦の太さと張力(テンション)で決まるので、オクターブピッチが変わり(弦長が変わり)弦のテンションも変化するハズです…とマニアックに考えてみましたが、単なる測定誤差だったりして…。

もう一つ気になる部分がありました。経験的にもわかっていたことではありますが、3弦(ワウンド弦の場合)、4弦、5弦のテンションが総じて高いということです。これは何故でしょうか。ネックの中心側を高めのテンションにした方が良い?弾き心地?音色のバランス?…気になります。誰か知っていたら教えてください。そういえば最近、各弦のテンションをそろえたセットも出てきました。テンションそろえたほうが良いってこと?うーむ。どうなんでしょう。今度試してみよう。

材質の違いでもかなりテンションが異なっています。アコギ弦のlight gaugeは3弦ワウンドのエレキ弦のjazz light gaugeと太さはほぼ同じですが、テンションは8%ほど高めです。ネオアコ系のソロプレイヤーはlight gaugeか、それよりもさらにライトな弦を使っている方が多いようですが、これはチョーキングやタッピングなど、ライトな弦でこそ発展してきたエレキのテクを利用するためでしょうか。エレキからギターを始めて後からアコギも手を付けるという流れもあるからという見方もできます。

フルアコやフラットップのアコギに使われる弦のテンションを考えると、普通のエレキにmedium gaugeやheavy gaugeってそんなに心配しなくてもよさそうに思えてきませんか?何を隠そう私は最初1弦012のセットにかえた時、ネックが極度に反らないかとビビっていて、弾き終わると必ず弦を緩めていました。楽器店のスタッフにもそう言われましたし。でも慣れてきて、毎日弾いているならいちいち緩めなくても大丈夫なことを実感しました。

ナイロン弦はテンションだけみるとかなりライトで、もっとも太いextra hard tensionでエレキのsuper lightと大して変りません。ナイロン弦が柔らかい印象は持っていましたが、数字にしてみてこの差に驚きました。

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