「オークションでギター」タグのついた投稿

最近、「ネットオークションで中古ギターを落としたんだけど、状態が悪いみたいなので見てほしい」という案件が続きました。

オークションだと「ノークレーム、ノーリターン」という条件を課していることが多く、届いたものが商品の紹介とかなり違っていたり、ギターの状態について重要なことが紹介内容に含まれていなくて、手にしてから問題があることがわかったりしても、出品者はそれの改善を保証しておらず、結局落札者が自己負担で解決しなければならないことがあります。場合によっては新品を買うよりもお金がかかるなんてことも。

個人の出品者や楽器以外にも幅広く扱っているリサイクル業者などは「中古ギターの品質見極めのポイント」について知らないこともありそうです。なので、たとえ出品者に悪意がなくても出品説明の内容には疑いを持った方が良いのではないかと思います。

最近オークションで落としたという中古ギターでネックに亀裂があるものが持ち込まれたのですが、聞けば、そのギターの出品説明にはそのことは明記されていなかったそうです。「亀裂」と言えば簡単に治るイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実際は「ネック折れ」であって、修理コストもかなりかかるものです。また、細かく見て行くと気になる点が他に多々あって、それらもことごとく出品説明にはなく、結果的に落札者の手元に届いたギターはかなりのコストをかけてメンテナンスしなければならないもので、オークションで落札した額+リペア・メンテ費用はかなりの額になってしまいました。仮にこのギターを当店で買い取るとしたら・・・正直なところほとんど値がつけられません。

中古店を探し回っても見つからなかった超レアな品や実店舗よりも安い値段の品が見つかることがあるなどネットオークションにも魅力があると思います。ただ「安いものにはそれなりの理由がある」という事も多いですし、先の事例のように、実際の価値をはるかに超えた出費となってしまうリスクも潜んでいるので注意は必要ですね。

他にも幾つかのリスクがあります。オークションをやっている人は百も承知だと思いますが、あえて紹介すると・・・

●お金を振り込んだのに、品物が届かない。出品者と連絡がつかなくなった。

これはよく聞かれる話。ウチのお客様でも被害にあわれた方が居ます。

●落札した商品と全く同じ商品が他業者(正規業者)がもっと安い値段で出品していた。

以前、当店の商品の画像や説明文などを勝手に流用して、さも自分が所有しているように見せ、より高い値段でオークションで出品されていたことがあります。この時はそのオークションサイトに通報し、その出品者は削除されました(多くのオークションサイトでは個人出品者によるこういった行為を違反としています)。もちろん当店のサイトでもその旨ご案内しました。調べてみるとこういう出品者も結構いるようなので興味のある出品があったら、その出品者が他にどんなものを出品しているか、個人か業者か、出品しているジャンルが広すぎないか、一つ一つの説明がやけに詳しかったり、画像の質が品ごとにバラバラだったしないかなどに注意。出品者評価などは自作自演もできるので鵜呑みは禁物です。

注意しましょう。