「いきなりGibson」タグのついた投稿

オイラ達の軽音部はバンド活動以外にライブの準備や裏方をやる仕事をチームに分かれそれぞれ担当した。これが結構すごくて、チームによっては他の大学の学園祭のサポートなんかも請け負うこともあった。チームは次の通りに分かれていた。

  • PA・・・ライブでの全他のサウンドづくりから、練習場所の機材整備などを行う。
  • 照明・・・ライブでの照明の準備、操作。
  • 喫茶・・・ライブでのお客さんへの軽飲食の提供、リハーサルでのお茶の手配など。
  • 宣伝・・・文字通り宣伝部隊。
  • 内装・・・学園祭などのライブ会場の設営。室内部隊。
  • 外装・・・学園祭などのライブ会場の設営。室外部隊。

文字にしてしまうと簡単そうだが、実際はそうではなかった。PAで使用していた機材はプロのPA屋さんから払い下げたものだったし、足元のモニタースピーカーやシールドなんかは自作してしまう。照明も出演バンドの要求の通り曲中の決まった箇所でのスポットや、背景色など曲の雰囲気に合わせて、各バンドが照明部隊に注文する。しかも照明機材も自作。喫茶は誰でも出来そうに見えるがこれも違う。メニューが豊富でそこらのライブハウスよりも充実、しかもお手頃価格。主に女子が担当していたが、彼女たちがいたからこそライブも成功を収めてきた。宣伝だって負けていない。ライブのパンフは専門業者に外注することもあったし、看板作りはおてのもの。

で、オイラは「内装」というグループに属していた。もう一つ外装というチームもあるが、基本的に室外の装飾を2チームでやっていた。要は大工仕事であった。内装チームの真骨頂は毎年学内のある建物(小さな体育館のような建物)の内装をガラッと変えてライブハウスに改造すること。単にステージを作るだけでなく、喫茶チームが給仕をするスペース、照明、PAの担当者が機材をコントロールする場所、そして出演者の控え所も作った。マジですごかった。写真で見せたいが、生憎残っていないので、今度もってそうな奴に提供を依頼しよう。

改めて思い返すと、バンドの部活ではあるが、基本的にすべて自前で何とかしてしまうというアグレッシブでやりがいのある集団だった。全体としてもその辺のライブハウスよりもずっと完成度の高い仕事をしていて、オイラ達が幹部になるくらいには他大学と合同で野外ライブイベントも企画して成功させた。もちろん、すべて自前だ。そんな中でオイラは「内装」の仕事をしていたわけだが、今ギターショップ開業に向けて自分で内装をやっているのもその流れ・・・かもしれない。ライブステージの後ろにはベニヤで壁を作ってそこに「K-ON」と入れていたのをよく覚えているなぁ。

今日「K-ON」といえば、ユイちゃんとかムギちゃんとかが出てくるアレだが、オイラ達のK-ONはもっとアグレッシブな活動を行っていたのだった。

ちなみにオイラは5年くらい前、名古屋にいた頃に組んでいたバンドのベーシストにユイちゃんとかムギちゃんとかが出てくる方の「K-ON」をよく勧められた。しばらくは「ふーん」と受け流していたのだが、ある時はまってネットの動画で見て一気に全部見た。リアルでバンドやっている人が見ると「お!?」と思うシーンが結構あって楽しませてもらった。かび臭いSGを売ったらヴィンテージもんで買取り価格50万で指板がハカランダとか、オクターブピッチがどーこーとか、アンプからシールド抜くときの注意とか、心当たりがある話がちょくちょく入っていて思わずニヤリとさせられた。でも、あんまり練習してないのに、いきなりオリジナル曲やるし、うまくなりすぎな気もする。漫画の話だからそんなリアルにツッコミのは無粋だけどね。

しかし、この漫画のおかげでバンド人口が一時増えたらしい。良いことです。ムスタングが以前より人気が出ているのもそうだ。オイラの世代だとムスタングといえばCharさんだが、最近はあずにゃんだとかAKBに誰それとか・・・でも、(アニメのほうの)K-ONを見て初心者がいきなりGibsonのトラメのレスポールを買ったりすることもあるって話を聞いたが、TOKAIラブロックで10代、20代を過ごしたオイラとしてはそこだけは納得いかんぞ。最初はそれなりのものにしようぜ、初心者諸君!

広告