「ギターやバンド活動に関する思い出」カテゴリーのアーカイブ

のんびりした休日や、仕事を終えてリラックスした時なんかに聴いてほしい、Heavy Gauge Guitars店主お勧めのアーティスト、「ナナマリ」さんをご紹介します。八ヶ岳在住、ボサノバのギター弾き語りスタイルで、とても柔らかい雰囲気の癒される音楽。オリジナル曲の「雨粒」や「ポチ」は名曲。犬を飼っていたことがある方は「ポチ」は涙なしには聴けないかも。私も子供の頃飼っていた犬を思い出して・・・(TOT)

そのナナマリさんが新作を発表!今回はボサノバの父と呼ばれるAntonio Carlos Jobin の名曲を15曲を収録!(下画像をクリックするとAmazonの紹介ページに飛びます。)

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お勧めの新作、A.C.ジョビン集!

彼女、日本のフォークの名曲のボサノバアレンジカバー集も発表しています。「ボサなんてあんまり聴いたことないな~」という方、こちらも良いですよ。

名曲の数々をナナマリがボサノバアレンジで!オススメ!

名曲をナナマリのボサノバアレンジで!オススメ!

ナナマリさんはナイロン弦ギターの弾き語りスタイル。ロックな脳を持っているエレキギタリストにはボサノバのコードがとても新鮮に聴こえると思います。それも彼女のやわらかい落ち着いた声と合わさると不思議とさらに耳に馴染みます。実はそこも聴きどころの一つだと思います。

ナナマリさんが学生のころ参加していたバンド、私も同じイベントに出ていて印象に残っています。当時彼女はエレキギターでしたが、そのビブラートに「歌心」を感じたのをよく覚えています。緩やかでやわらかい印象の揺れでした。現在のナナマリさんを聴くと歌だけでなく、演奏やアレンジにもそうした歌心が・・・本人の人柄が演奏や曲にも出ているのかも。きっと普段はボサノバはほとんど聴かないギタリストにも響くと思います。

ナナマリ「雨粒」⇓

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高校生の頃所属していたアコースティックギタークラブでは秋の文化祭で必ずクラシックを一曲弾かないといけないというルールがありました。このブログ内でも少し記事にしていたのですが、私が所属していたアコースティックギタークラブは名前こそ「アコギ部」で、弾き語りなんぞをメインに活動していたものの、メタル野郎でもあった一部部員(Me too)はアコギでメタリカのMaster of PuppetsとかBattelyとかをビシバシ弾いていて、とても繊細なクラシックギターのレパートリーが出来ませんでした。で、文化祭のノルマであるクラシックコーナーでの一曲に苦し紛れに選んだのがYngwieのMemories。原曲は3弦開放G音をペダルにしたアルペジオが延々とつづく美しいナンバーで、1,2,3弦しか使わないというシンプルな構成。ホンマモンのクラシックギターの曲はとてもできなかったけど、この曲なら構成がシンプルで短いのでやりやすいと考えでチョイス。原曲は単調な中にも2本のギターが合わさった美しいハーモニーというか、12弦ギターのような広がりある音で幻想的な雰囲気。それを再現すべく、やはりメタル野郎で同級生のマー君との合奏で臨んだのですが、結果は好評。クラブの超美人のA子先輩から「きれいな曲~」とお褒めいただいたのを覚えています。実はメタルアーティストの曲だったんですよA子先輩。

他にRandy RhoadsのDeeとか、YngwieのBlackstarの導入部などもネタにしました。結局、高校3年間でホンマモンのクラシック曲はやらず。

その昔、オイラは初期のフロイドローズを強引に載せた改造ストラトを¥100で手に入れた。当時はメタル小僧だったのでハムバッカー搭載のトーカイレスポールじゃなかったラブロックモデルでOzzy OsbourneやExtremeなどギター(ギタリストと言った方がイイかも)に花があるハードロック/メタルのバンドのコピーに性・・・じゃなかった精を出していたが、一方でCharさんのようなトリオでかっちょええのもやりたかった。たしかK-On部室で先輩がPink CloudのBrain Messageという映像を見ていてそいつに衝撃をうけたんだった。

ちょうどこの頃には件の¥100ストラトを入手していたので、普段とは違うストラトを武器にCharさんのコピーに挑戦と相成った。そのバンド名が「Oira」だ。 前述の映像が衝撃だったのでやはりPink Cloud的に「複数のメンバーが歌っちゃう」というチームを結成。ドラムに同じくChar大好きの「よっち」。メタリカのコピーバンドでギターボーカルも務めているマルチ君だ。ベースはK-On部長も務めるV(「ブイ」と読む)。前出のMappyやMapⅡとは違って曲をものにするのに速弾き的テクを駆使する曲はほとんどないのでギターの技術的にはNo Problemかと思われたが、そうはいかなかった。まず弾きながら歌うのが大変だ。それに、件の¥100ストラトは何しろ無理な改造がされていてどうセッティングしても弾きにくい。あとやっぱりトリオだとバンドの一体感や隙間を隙間と感じさせない聴かせ方が大事になるが、そこもやってみるとムズイ。バンドマンとしての未熟さを痛感したし、実はメタルなテクなどはオーセンティックなロックでは通用しないのだった。激しく歪んだ音だとごまかしくが効くのだね。なのでとっても勉強になったし、やっていて面白かったんである。 やった曲は

①Wasted

➁All My Love~B・Y

③Funk & Roll

④金星のライオン

⑤Without Love

⑥Stand

⑦Drive Me Nuts

⑧Every Breath You Take

⑨からまわり

こんなところ。もっとあったけど忘れちゃった。⑧はポリスの名曲。それ以外はCharさんの曲で⑥がサイケデリックス、あとはPink Cloud(JL&C)。もうCharさんに影響受けまくりなのだった。⑧だけ「?」という方もいるかもしれないが、いい選曲だと思ったのでやったのだ。文句あっか? トリオで全員ボーカルもとれる(おいらはめちゃくちゃ練習した上での話ですけどね)という企画だったんだけど、全員「楽器奏者」でもあるし、インギーやゲイリームーアのように「テクニカルだけど聴かせるメロディー」なギタリストに強い影響を受けているオイラとしては「演奏を聴かせる」ということに集中する曲もやりたい。そんなわけでほぼインストの④や③が選ばれた。④は今でも大のお気に入りでつい先日も店の商品のデモ動画で弾いている(原曲とはだいぶ違うけど)。Oiraを始めたときにドラム担当のよっちが勧めてくれた曲だったのを覚えている。かなりジャジィなコード進行で耳コピが大変だった。そういえばこの曲はストラトじゃなくてラブロックで弾いた。

Pink Cloudの曲が多いので当然ツインボーカルパートも多い。主にオイラがCharさんのパート、よっちがジョニーさんのパートという感じでいい感じにできたと思う・・・というのは当時の感想。でも後で考えると特にギターは「HR/HM」な部分があからさまに出てしまっていてモノホンのファンの方から苦情が来てもおかしくなかったかも。Drive Me Nutsの16分の刻みなんて5弦開放をブリッジミューとして「ズクズク」とまるでメタルのリフのように弾いてたし。Standは全然違った感じだったと思うし。 機会があればまたトリオ編成でCharさんとかジミヘン的な曲をまたやってみたい。 そういえば、このOiraで使った¥100ストラトはその後「店長君」の店の試奏用ギターになっていたとこのブログのどこかで書いていたが、先日店長君から「今は試奏用にはしてなくて店のディスプレイの中に飾りとして納まっている」とのことだった。ついにその役目を終えたようだ。お勤めごくろうさん。

オイラが学生時代に組んでいたバンドMap.Ⅱの話、前回のアップは9月20日なので、時間が経ちすぎているというご指摘を覚悟して本日いきなり続きをアップする。忘れていたわけではない。後回しにしていたのだ。よけい悪いぞ。

学生時代に念願のテクニカルハードロックをアコースティックモノも混ぜてやるために組んだバンドがMap.Ⅱ。しかもギターやらベースやらドラムやらの楽器だけではなく、コーラスもメンバー全員がやるのだ。

どんな曲をやったかというと・・・思い出せるだけで次の通り。改めて思い出してみるEXTREME率が50%!

  1. EXTREME Decadance Dance
  2. EXTREME Get the funk out
  3. EXTREME Mutha(don’t wanna go to school today)
  4. EXTREME Big Boys Don’t Cry
  5. EXTREME Stop the world
  6. EXTREME Rest in Peace
  7. EXTREME Color Me Blind
  8. MR. BIG Addicted To That Rush
  9. WHITESNAKE Bad Boys
  10. VAN HALEN Dreams
  11. VAN HALEN 5150
  12. MR. BIG Wild World(Acoustic)
  13. Guns n’ Roses Patience(Acoustic)
  14. John Sykes Please don’t leave me(Acoustic)
  15. Joe Satriani Satch Boogie
  16. EXTREME Cupid’s Dead

集まったメンバーはT大K-On屈指のメンバーだったので、基礎演奏力には不安はなかった。が、何しろムズイ曲が多いので楽器隊(ベース店長君、ドラムへいにー君、ギターおいら。)は「練習の虫」となった。ボーカルのオガさんは練習の虫という印象はなかったが、きっとひそかに練習していたハズだ。各パートがテクニカルな難曲相手なのでオイラと店長君は実験や実習(理系の大学だったのだ)の空き時間にふらりと部室に来ては練習しまくっていたし、ヘイニー君も練習用のゴムパッドを持込みパラリドルしまくっていた。ところがボーカルはそーはイカヌ。同じように部室で時間をつぶしたりすることはあっても、そこで突然サミヘイガーばりに歌いだすのには「駅頭歌唱」(知らない人は「管理者養成学校 駅頭歌唱」でググるように。)のような「自分を捨てる覚悟」が必要だし、現実的にお隣の部室(「僻地研究会」というナゾの組織だった)から苦情も来るだろう。そんなわけでオガさんの練習状況はミステリーなのだった。でも練習していたハズだ。

こんな風により難しい曲に挑戦する意欲に燃えていたワレワレMap.Ⅱの面々は前述の挑戦的選曲を徐々にものにしてゆきオイラが大学3年製の1年間に数回のステージ出演を果たした。結果はどれも盛況だったと思う。勿論自画自賛である。

ここで挙げた以外にも曲名は忘れたけどガンズのアクセルローズが絶賛していたBlind Melonの小曲(不思議な雰囲気のアコギ曲)やスティーブヴァイが発掘した子供のバンドBad 4 Goodの曲もやった記憶がある。あと、オガさんは不参加だったが、大学の長期休みに自主的合宿と称して店長君、ヘイニー君、オイラのトリオ編成でUgly Kid Joeもやった。この頃にはもうバンドが楽しくて仕方がなかったのだった。この編成では自分の卒業ライブでCupid’s DeadとSatch Boogieをやった。Cupid’sの方は店長君とオイラで1小節ずつ交互にボーカル担当する(掛け合いみたいな感じ)凝ったアレンジであのリフを弾きながらエーゴで歌うのは大変だった。でも面白かった。

EXTREMEのNunoはテクニカルギタリストとして名をはせているけど、実はそのリフのノリをコピーする方が難しい。当時ギター誌に「Nunoのストリングスキッピングタッピング」が最高峰プレーのようにもてはやされていたけど、リフの方が大変だ。

オイラにとって運命的なアルバム。ここからはDecadance DanceとGet The Funk Outをチョイス。

オイラにとって運命的アルバム。Decadance DanceとGet The Funk Outをカバーした。

VAN HALENの5150はバンドでカバーしたことがある人はわかると思うが、結構ややこしいリズム(VAN HALENお得意のリズムのひねり)だし、サミーの超ハイトーンはそこらのアマチュアには絶対ムリと思われるもの。でもオガさんは完璧に歌いこなしていた。脱帽。Dreamsは曲自体はシンプルな8ビートだけど、原曲では印象的なシンセのリフなのをオイラがギターリフにアレンジした。そこがチャレンジな部分だったのだが、ライブでの評判は良く中には「VAN HALENより良かった」というお世辞もいただけたので自己満足度はMax。でも実はアレンジに満足しちまって、ギターソロが音痴だったのはK-Onの中では有名な話だったりする。

名曲Dreamsと難曲5150をカバーした。サミーの頃は曲がチョーよかった。

名曲Dreamsと難曲5150をカバーした。サミーの頃は曲がチョーよかった。

WHITESNAKEのBad Boysはメタルよりのハードロック愛好ギタリストの間では「弾きたいリフBest3」に入る名リフが弾きたいのでオイラが推薦した曲。この曲だけちょっと他と傾向違うぞという指摘が現在でも店長君からある。その通りだよ。こいつはオイラのイングヴェイ的ワガママによる選曲だったのだよ。でもヘイニー君もWHITESNAKEが好きだったのでよかったのであるよ。

ハードロックというよりはメタルだったこのアルバムからはBad Boysをカバー。リフがシビレルのだ。

ハードロックというよりはメタルだったこのアルバムからはBad Boysをカバー。リフがシビレルのだ。

やはりテクニカル面でのハイライトはMR.BIGのAddicted to that rushだろう。ベースとギターのユニゾンのタッピングフレーズはかなり練習した。ドラムは細かいハイハットワークやキックが決まらないと締まらないが、ヘイニー君は難なくこなした。彼は本番数日前に階段でこけて足を捻挫するというアクシデントに見舞われたが本番は完璧であった。拍手。この曲は当時の学生バンドの間で流行っていて、他の大学のバンドでもカバーしていたけど、オイラ達Map.Ⅱの完成度が一番だったもんね。自画自賛ですが何か?

難曲Addicted to that rushをカバー。今はもう弾けない・・・なんてこった。

当時のアマチュアバンドマン垂涎の難曲Addicted to that rushをカバーした。今はもう弾けない・・・なんてこった。

Map.Ⅱの活動期間はオガさんが4年生になるまでくらい(オガさんはオイラの一学年上)だったと思う。同時期にOzzy Osbouneのコピーバンド(しかもオイラがボーカルを兼任だ)やら、Blue Murderのコピバン(このバンドもボーカル兼任。めちゃくちゃだ。)などもやったが、このMap.Ⅱで学んだことの多くが他のバンドにもつながっている。例えばそれまであまりバンドでは歌はやらなかったオイラがコーラスもやることで、自分で歌うという選択肢をとるきっかけになったし、曲のアレンジの経験は他のバンドでも役立った。どんどんバンドが楽しくなっていたのだった。

オイラが高校から大学一年の初めごろまではお金に不自由していたので、ゴージャスなロック式ストラップピンなどとても手が出なかった。いや、そんなもんがあることすら知らなんだ。でもオイラはメタル小僧でぶんぶんとヘドバンしたい年頃だったし、Zakk Wyldeバリにストラップを長くしてレスポール(TOKAIだけどね)を腰より低く構えて時々ネックを立てたりしたかった。そんなときフツーのストラップはすっぽり外れやがる。高校時代はバンドは組んでいなかったので困ることはなったが、大学に行ったらバンドを始めるつもりだったのでこの頃は常々この問題を考えていた。今ではストラップをロックする樹脂製のパーツが楽器店にあるが、当時はそんなもの見なかったし、大体地元には楽器店はなかった。楽器店に行くのに消費する電車賃にさえ苦労していたあの頃のオイラの話は以前このブログにもあげている。涙なしには読めない話だ。ホロリ。当時、弦やピックは地元のレコード屋で買っていたのだ。まだレコードが結構売られていて、そうした店には弦やピック、楽譜なんかも売っていた。そんな時代だった。

高校を卒業して、浪人生活に入る直前に友人の家がやっている水道工事の仕事を手伝った。施工先だったか、その友人宅の倉庫だったか忘れたが金属パーツがいっぱい落ちてる場所でオイラのTOKAIのストラップピンの直径よりほんのちょっと穴が小さそうなワッシャーを2枚拾った。ここでひらめいたのだった。「ストラップピンをいったん外して適当な大きさのワッシャーをストラップピンにはめればピンの傘を大きくしたのと同じだ!」・・・誰でも思いつくチョー単純な手だと思うが、これを実行したヤツを自分以外知らない。この作戦は超低コストですむのに。オイラの場合は野外フィールドで拾ったワッシャーを使用したので¥0だ。無人島¥0生活のような感性でオイラのギターライフは営まれていたのだね。拾ったワッシャーは錆びていて汚かったがきれいに磨いてさびも落とした。メッキされたものではなかったので派手ではなかったが、悩みが一つ解決してすっきりした瞬間だった。あの2枚のワッシャーはもうなくなってしまったが、今でもあのときちょうど良いサイズが2枚同時に落ちていたことに運命的なナニカを感じるゾ。もっとも他人の家の敷地で(しかも倉庫な場所で)金属パーツがいっぱい落ちているところだったから「ドロボーさん」である。時効だ、ゆるせぃ。

この方法を写真でお見せするとこんな感じだ。⇓

安上がりなストラップロック作戦。

安上がりなストラップロック作戦。

 

当時は残念ながらストラップの穴に対してワッシャーの外形が大きすぎたので取り外しは自由にできなかった。で、上の写真のようにボディからストラップピンを外してストラップもはさんだ状態でボデイにピンの固定した。ストラップは付けっ放しにはなるが、ネックを立てて弾いてもストラップは外れずにしっかりボディとオイラの体を距離をキープ。いいねぇいいねぇと自画自賛した訳だ。

この方法なら予算が心もとないキミも数十円で可能だ。ホームセンターで一番よさげなサイズのワッシャーを2枚ゲットすればいい。たぶん一枚20円くらい。もとのストラップピンをそのまま使うわけだからネジの互換性など気にする必要はないのもいいだろう?

もっともオイラはこの作戦を思いついた直後、TOKAIラブロックを一旦手放すことになったので、作戦の実行・実践は1年後の大学入学、K-On参加まで待つことになった。その一年間、運命のワッシャーはオイラの財布で待機、一年の時を経たのちようやく日の目を見た。この方法で一年弱バンドでギターを弾いた後、シャーラーのストラップピンを導入、今に至るまで使っている。

大学4年間、一番一緒にバンドをやったベーシスト兼ボーカリストの店長君はT大入学当初はBOOWYがやりたかった少年であったが、オイラを含む同級生はハードロック・メタル派が多かったので、必然的にそっち系のバンド参加が多かった。そんな彼とやったバンドで一番印象に残っているのが今回からの思い出話、Map.Ⅱだ。

バンドとなると自分の好きなものだけだとつまらなくなるということを最初のイングヴェイバンドBOOWYバンドなどで学んだオイラは大学も2年以降になると「一緒に組む相手が好む曲」というのも重視するようになった。必然的に一番バンドを多くやった店長君の好みの曲をやることになるわけだが、もとよりExtremeやVan Halenでさわやかアメリカンハードロックも大好きではあったので無理をして合わせたわけではない。イングヴェイにもHeaven Tonightのようなアメリカンさわやかハードな佳曲もある。それに受験生時代には悪友の影響でEXTREMEにハマったおいらはヌ~ノベッテンコートのノリノリな楽曲にも挑戦したい。この頃はやっていたこの手のバンドはギタリストがハイテクなことを売りにしているバンドが多く、ギタリストとしてのやりがいはもちろん、コーラスに凝ってみるというのも楽しそうだ。フックのある曲が多いわけだが、これをうまく聴かせるためのコーラスワークがバンドの一体感を左右したりする。それもやりたい。

そんな感じでMappy終了後オイラは店長君とともにアメリカン➕さわやか➕コーラスばりばり➕楽器的にテクニカル…なハードロックバンド、Map.Ⅱを企画することになった。そしてついにEXTREMEのコピーからこのバンドはスタートする。受験生時代に病的に憧れたDecadance Danceに挑戦するのだ。

⇓EXTREMEのDecadance Danceは良い曲だ。ちーん。

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「アコギもの」もやりたい。Mappyで味をしめたこの要素はライブのなかでよいアクセントになる。この流れをくんでいるので自然にMap.Ⅱというバンド名になった。

このバンドが実現したのは店長君以外のドラム、ボーカルにも恵まれたことが大きい。Mappyで定期演奏会に出演したのは大学2年の6月だったが、その年の新入部員の中にドラムがめちゃくちゃうまいヘイニー君がいたのだった。期待のシンジンだ。ネオクラシカル系でありがちなツーバスドカドカは好きでないヘイニー君だったが、EDecadance Danceを聴かせたところそのノリの良さにノックアウトされ、あっさり参加決定。

アメリカンハードはボーカルがハイトーンでないと再現は困難だ。オイラの学年にはこの手の音楽が大好きな男ボーカルもいたが、Map.Ⅱには1年先輩の女性ボーカルのオガさんが参加することとなった。女性ボーカルといえどこの人の声はロックなエッジがあってサミヘイガーばりのハイトーンもこなせるすごい人だった。また、アコギものの選曲も味のあるいい曲を提案してくれた。しかもオガさんは部内でも1,2を争うしっかり者であったのでいーかげんなオイラのヒキシメ役にもなったと思う。何しろオイラは根がインギーだったのでわがままなのだった。

そういうわけでこの4人でMapⅡがスタートした。

つづく

Mappy結成当初はダンキチ君も積極的にやりたい曲を提案していたが、元来めんどくさがりな人なので、活動が始まると「おまかせ」が多かった。そんなこともあったのとオイラは「やりたいことをどんどん実現してゆく」というスタンスだったので必然的にオイラの考えでバンドは進行する。

前回、候補曲を上げたもののアレンジに難ありなど行き詰まりを感じたオイラは当初の思惑にも合った「メンバー追加」を提案、ダンキチ君もすぐに同意。

パートを増やすといってもやみくもに楽器を増やせばよいというわけではない。バンドで聴かせるのに重要なのはボーカル・コーラスだとも考えていた。だから歌も歌える楽器プレイヤーがいい。そんなわけでまずはこれまでも一緒にバンドしていた店長君にベース兼ボーカルで参加を要請。当時の彼は断ることを知らない男だったので即参加決定。何しろ音感がよく、どんな歌にもコーラスを付けてしまうという特技を持つ。いいぞいいぞ。

あと一人欲しい。そこで白羽の矢が立ったのは学際のFreez Moonに鍵盤奏者として参加していたIちゃん(女子)。Iちゃんを誘ったのは単に鍵盤奏者というだけでない。本人から聞いていたのだがフルートができるという。いいぞいいぞ。そして歌がすごい。彼女は学祭で4年生のバンドにただ一人1年生で参加していたのだが、そのバンドでポリスの「見つめていたい」のコーラスを担当していた。これがすごく魅力的なものだったので実は最初から目を付けていたのだ。彼女の声はとても伸びる声で張りがあり、しかも英語の発音も美しい。ロックも行けるし聴かせる曲おOKだ。今のところ3人男なので、歌に女声が加わるというのもイイ。彼女は学業が忙しい人だったので少し迷っていたと思うが参加してくれた。彼女の参加によってMappyのラインアップが完成。

この4人でMappyは年末くらいから活動開始。目標は翌年春の定期演奏会出演。しかし、やってみるとダンキチ君と二人で上げた選曲の半分は無理があって早々にボツったので曲が足らない。とはいえ、実はおいら、店長君とIちゃんを誘う段階でどんなステージにするか、そのために加える曲などを考えていた。

それは次の曲を「ステージが進むごとにだんだんメンバーが増えてゆきサウンドが変化する」というステージングでやることだった。

  1. Aria On G Strings(バッハ)・・・ソロギターインスト。ステージ袖で弾き始めて曲の終わりにステージに出る。BGMと思わせつつ、実は弾いてました!というのを狙う。
  2. Love And Affection(Nelson)・・・ダンキチ君合流、アコギバックにダンキチ君リードボーカル、オイラがハモリ。単なる弾き語りにせずにコーラスを聴かせる。シンプルなアコースティックソングにする。
  3. Born To Be My Baby(Bon Jovi)・・・アコギバックにダンキチ君がリードボーカルで歌の掛け合い部分に店長君合流。ベースはまだ弾かない。これもシンプルなアコースティックソングだが、敢えて3人でやることで次へのさらなる変化を予感させる。
  4. Tragic Comic(Extreme)・・・ベースから曲がスタートし、前曲での予感を現実にした後、追い打ちをかけるように女声ボーカルを聴かせる。Iちゃんはこの曲以降主人公。アコギのリフをダンキチ君、オイラはエレキのオカズ。全員でコーラス。
  5. Rise ‘n Shine(Extreme)・・・もともとアコースティックな曲だが、原曲にはストリングス入り。ボーカルの掛け合いのようなパートも多い。それを4人全員で歌い、コーラスをとる。このステージで一番の山場。ストリングスのパートはIちゃんがフルートで。K-Onのイベントは基本ロックバンドなので、フルートが出てくるのは意外性を狙う。
  6. More Than Words(Extreme)・・・5.でかなり盛り上げて最後はしっとり聞かせて終わるというのを狙った。二人がギター、あとの二人はリードボーカルとハモリという構成。

 

文章にするとわかりにくいな。曲を知らないと何のことかわからないかもしれないが、俗にいう「起承転結」というのを意識して構成している。一曲ごとにメンバー、楽器が増えてゆき、曲調もだんだん盛り上げていって最後にしっとり終わるというものだ。

 

全員一年生でそれほど気を遣う中でもなかったので(と思っていたのはオイラだけかもだけどね)、この方向性で練習を進めてゆくことには障害はなかった。もっともバンドというよりコンセプトを持ったプロジェクトのようなものになったので「バンド感」というのは少し薄くなったかもしれない。イングヴェイCryingバンドに近く、オイラ主導でけっこうなわがままを通してもらっていたし、提案する割にはオイラのアレンジの力不足という点は否めず、パートが増えるにしたがって完成度を高めるのが難しいという事にも直面した。音源は残っていないので今となってはどんなだったかもうわからないが、きっと今なら「もっとなんとかできるのに」という出来だったに違いない。そんな感じなので当然メンバーにも苦労させたはずだ。特にIちゃんには無理にフルートをお願いした上、その曲がギター半音下げアレンジだったので、フルートで演奏しにくいキーになってしまった。それでも文句を言わずにフルートしてくれたIちゃんには頭が上がらない。さらにIちゃんの歌がピカイチだったことがこのMappyのステージの後半を支えていたのは疑いようがない。余談だが、大学卒業後、店長君の結婚式でもう一度More than Wordsをやった。これは店長君直々のリクエストでもちろんリードボーカルはIちゃん。たぶん、ゲイリーシェローン君+ヌ~ノベッテンコート君より聴かせていたぞ。

つつがなく本番ステージを終了したオイラは一仕事終えた気分だった。気づいてみればドラム不足を憂う気持ちも減り、なんだか前向きな気分になっていた。オイラ的には思惑通りのステージができたと思っているが、前述の通り後半は少し難しい部分があったと思う。。評判はかなりよかった。実は先輩から「ドラムなしのグループは定期演奏会はダメ」などと言われることを当初危惧していた。Freez Moonでも店長君Vocal兼任に横やりもあったし。でも先輩方は広い心で見守ってくれたのでそんな横やりもなく余心配だった。

他の出演バンドを見に定期演奏会に来てくれた人から「Love And Affectionをもう一回聴きたい!」と書かれていたのがうれしかった。

実験的でオイラ主導のプロジェクトのような感じになっていたこともあってこのバンドは一回のステージで終了となった。やはりドラムなしでいろいろなアレンジをして完成度を高めるのは当時のオイラ達にはハードルが高く、それなりに緊張感が続いてしまうので疲れた。それに薬学部で勉学の方も超多忙だったダンキチ君とIちゃんはバンド活動継続自体が難しくなっていた時期でもあった。しかし、のちに凄腕ドラムと凄声ボーカルを加え同じ精神を引き継ぎつつ、本来のオイラの嗜好だったハードロックをやるバンド、MAP.Ⅱが誕生する。このバンドにはダンキチ君とIちゃんは参加できなかったが、「アコースティックもやる」「意外性もある」というキーワードは継承した。なので名前もMAP.Ⅱなわけだ。MAP.Ⅱではハードロックを中心にセットリストを組み、途中アコースティックを織り交ぜた。そしてかねてからの目標ったEXTREMEやMr.Bigの難曲にも挑戦することになる。

ちなみにバンドのMappyはダンキチ君がつけたもので、彼が好きだったゲームの名前だとか・・・オイラはそのゲーム知らなかったけど、かわいらしい響きが気に入っていた。

開業するちょっと前から本ブログで大学時代のバンドの話を書いていた。継続的なネタがないかと思って書き始めたのだが、身内じゃないと分かりにくい私的な内容だし、いくつもバンドをやったので全部文章にするのは困難ではあった。開業後はいろいろ文章にしておきたいことがでてきてネタに事欠かなかったので今日まで大学時代の話はお休みしていた。1か月ほど前に大学時代の仲間と飲んだ時に後輩のV君から「俺とやったバンドの話がないぢゃないか!」との指摘を受けていて、落ち着いたらまたちょくちょくこのネタを上げようとは思っていたが、指をけがして手を使う作業は後回しにしている今、ちょうどいいタイミングなので久しぶりに書く。例によって身内話度が高く、しかも映像が残っているわけでもなく文章ばかりなので読むのは大変だと思う。スマヌ。そして今回の話もV君とやったバンドの話ではないのだった。V君スマヌ。

さて、本題。時は1992年の晩秋にまでさかのぼる・・・

T大K-ON部員たちには大きな悩みが一つあった。それは「慢性的ドラマー不足」である。オイラが入部した1992年の1年生はチェッカーズが好きなチェッカル君一名、2年はオイラのわがままイングヴェイバンドでたたいてくれたW先輩一名、3年生はデスメタル大好きドラマーのS先輩といった感じで各学年一人体制。対してギタリストは各学年合わせて10人以上、次いでボーカリスト、ベーシストという順で多い。ボーカルについてはベーシストやギタリストが後々兼任するようにもなったので全く困らない。鍵盤も少なかったが、バンドで音を出すときの「いないと困る度」はダンゼンドラムなのだった。

そんなわけでドラマーは常に掛け持ちをしている感じが多い。困ったことに当時のオイラが嗜好していたツインペダルどかどか様式美ハードロック・へヴィメタル(以下HR/HM)をたたける人はいなかったし、やりたがる人もいなかった。ドラムが好きな人にとってはあのスタイルは面白くなかったようだった。浪人時代にはまったExtremeもやりたかったがあのドラムもかなりムズイ。

秋の学際はチェッカル君とBOOWYバンドFreez Moon、W先輩とイングヴェイその他バンドAM101ができたのでよかったのだが、これらは学際までで終了。オイラは次のステップを考えることとなった。それが今回の話のアコースティックユニット「Mappy」だ。ドラマー不足であるならドラムなしのアコーティックユニットでいんじゃね?という短絡的発想だ。

ちなみにバンドのMappyはメンバーのダンキチ君(思い出12:T大学K-ON ②バンドデビュー?)がつけたもので、彼が好きだったゲームの名前だとか・・・オイラはそのゲーム知らなかったけど、かわいらしい響きが気に入っていた。

「アコースティックユニット」とはいえ別にアコギ一辺倒でで押し通すというつもりはなかった。エレキや鍵盤が入ってもいいし、あまりK-Onではなじみのない他の楽器で花を添えるのもイイ。ドラムなしでもドラム入りのバンドと張れるくらいのことがやりたかったのだ。そしてそれは「ロック」の範疇の物だと認識していたので、演奏するときの気持ちはエレキでイングヴェイしているときと大して変わらないものだ。・・・ところで、当時のHR/HMのアルバムにはハードな曲の中に1,2曲は聴かせる・泣かせるバラードが入っていてそういった曲ではアコースティックギター効果的に使われていることが多かった。Mr. BigのTo Be With YouやEXTREMEのMore Than Wordsなどアコギ主体の曲はもちろん、Skid RowのI Remember Youのようなアコギで始まってバンドで盛り上げてゆくという構成のバラードはロックの醍醐味の一つだ。スラッシュメタルだってメタリカはアコースティックなパートはたくさんあったし、TestamentのThe Balladのようにとてもメタルバンドとは思えないアコギイントロを持つ曲だ。「ロック」「ハードロック」「メタル」の中にもうまいアコギが入っていたのだ。そういったエッセンスをまとめて見せたら面白いんじゃないかと考えたのだ。また「アンプラグド」なんてのも流行ってた時期でプロも自分たちのエレキ曲をアコギアレンジでも披露していた。つまり、アコースティックベースでロックの曲をやるネタはたくさんあったのだ。

Mappyのメンバー第一号はオイラと同じく入部時に強烈インパクトを放っていた目つきの鋭い弾き語り野郎、ダンキチ君だ。彼は長渕剛の弾き語りをやるために入部、学際も数あるバンドの中で果敢にもソロ弾き語りで出演したツワモノである。タイミングの良いことにほかの部員の影響もあってか弾き語りだけでなくロックにも興味を持っていた。弾き語りプレイヤーだから歌もイケるのでやはりツワモノだ。そんなわけでまずダンキチ君にアプローチ。

「ダンちゃん、ドラムなし、アコギ主体で洋楽ロックの曲やろうと思うんだけどいっしょにやんない?」・・・何しろ相手はツワモノで通っているダンキチ君だ。うだうだ説明していては口説けないとふんで、ストレートに誘う。「それならやりたい曲があるなぁ」・・・おおっ期待以上のリアクション!口下手なオイラだったので四の五の言わず、「よしやるべ」と話を進める。さっそくお互いやりたい曲を持ち寄ることになった。出だしイイね!二人組だと話が早いのだった。

そしてあげられた候補曲が・・・

  1. Born To Be My Baby/Bon Jovi
  2. Love And Affection/Nelson
  3. Wasted Time/Skid Row
  4. Save Our Love/Yngwie Malmsteen
  5. Smoke On The Water/Deep Purple
  6. More Than Words/EXTREME

最初からムリのある曲が3つ含まれている。それらはこの後の練習の初期段階で無理と判断しボツにした。その「ボツ3連星」、まず⑤だ。普通の方は「アコギで?」と思われるだろう。あの印象的なリフはエレキだからこその味だし。オイラがあげたのだが、はっきりいてウケ狙いもあった。「意外性」を見せたかったのだ。かといってアコギのみで納得のいくアレンジをする力量もなかった。若者はムボーなのである。③はダンキチ君推薦でセバスチャンバックの高域シャウトなんてムリだと最初から分かっていた。これもムボー度は高い。この曲については練習に入る前「とても歌えないね」と早々にボツった。すまぬセバスチャン。④はオイラが提案したイングヴェイの名「ソロ」が含まれる曲だ。この曲のソロを弾きたい思いがあっての提案だった。静かな曲調なので行けると思ったが、歌が短調でバッキングも単調なのでアコギだけだと詰まらなかった。何しろ歌が単調でギター2本ではつまらない。ソロのバッキングがギター一本になってしまうとあのソロはゴージャス過ぎて浮いてしまう。単なるアンプラグドではなく、「意外性」のあるアコギユニットを目指していたので「単調でもまぁいいべ」という消化試合的発想はない。そこで最初の思惑にもあった「他の楽器も入れて幅を広げる」という作戦に打って出ることになった。二人だと話が早いのだ。

続く

 

「寺内タケシのてけてけトーク」を知っておるか。

今日は暑さで脳がトロトロにトロけているので、てーねーな文章は書けん。だから若干、昭和軽薄体な文章で行くのである。

先日、モズライト大好きなMさんが本物のモズライトをもってきてくださって、ワシも始めてモズライトを弾いて感激したという記事(mosriteを弾かせていただきました)を書いた。パソコンに移せなかったモズライトの写真を救出したので、改めて写真をお見せしたい。

⇓これだ

モズライト。本物です。

モズライト。本物です。

ウチのストラトたちに囲まれてもその漆黒のボディからただよう存在感は負けてないぞ。

そして、0フレットがあるというのもモズライトの個性だな。

Terry Modelです。

Terry Modelです。

ヘッドには「Terry Model」とある。「Terryってだあれ?」という少年少女もこのブログを読んでたりする可能性が0.001%ほどはある。教えよう。偉大なギタリスト、寺内タケシさんのことだ。

といってもワシも詳しいわけではない。たぶん今回の記事を読んだ、超ベテラン大先輩ギタリストの方は「こいつわかってねー」と思われるだろう。でも書いちゃうけどね。

さて、今回のお題の「寺内タケシのてけてけトーク」だ。これはワシがギターを始めたばかりの頃に読んでいたギターマガジンに掲載されていたコラムである。ワシと同世代のヤツラなら「あー、あったっけそんなの」というヤツもいるかもしれないが、それは少数派だろう。なぜならその頃はちょうどYngwieが交通事故から復帰してOdysseyを発表、Ozzy OsbouneがZakk Wyldeを発掘、ホワイトスネイクをクビになったJohn SykesがBlue Murderで再デビューしたりとハードロック、メタル系のギタリストがエレキ界を騒がせていた頃だ。時代はそのまま速弾き戦国時代へ突入、スピード違反ギタリストが氾濫していったのだった。ギターキッズはギター誌のメタル系のアーティストの記事にかじりつき、誰が一番早いかを気にし、自分も日々速弾きの練習をしていたのであった。みなその手の情報には貪欲で、みんなが間違いだらけのイングヴェイの楽譜やらスピード違反なフレーズ満載のCDを買って狂喜した。ワシもそうしたアーティストに興味を持っていたものの、ビンボーだったので楽譜やらCDやらあんまり買えなかった。なので少ない予算で優先的に買っていたギターマガジンの記事は知らないアーティストのものでもスミズミまで目を通して勉強した。「イイモンネ、勉強材料はメタルでなくてもイイモンネ。」…だか、興味のないアーティストでもその言葉の中には思わぬヒントがあったりしたのだ。そしてその中に寺内タケシさんのコラム、「寺内タケシのてけてけトーク」があったのだった。

このコラム、非常に勉強になった。話題は、多岐に渡った。

●民謡曲のエレキへの編曲に際して、その民謡のルーツまで調べたという話。

●年末のギター大掃除、その方法についての話。普通のギターメンテの本に書いてるのとは一味違う。

●ステージを意識した練習方法についての話。チョームズイ。

 

などがとてもためになった。全部をここで説明はできないが…まず、3つ目の練習方法を紹介しよう。その練習方法とは・・・

「立った状態で、ギターを持ち(当然ストラップで下げる、演奏するときのスタイル)、頭の上にピックを持った右手を置く。そしてそこから一気に、任意の弦をピッキングする」

文章にするとカンタンである。では早速やってみよう。

・・・・・・・・

できた?

・・・できないでしょ?

できない人の方が圧倒的に多いハズだ。だってめちゃくちゃムズイ。

 

「そんな練習、ジッセンテキじゃねーよ」とウッタエル方もおられるだろう。

ジャズの方はそれでいいだろう。音楽を奏でることがすべてならば不要な練習だ。

でもロックの奴がそう言うならワシは反論したい。

この練習の真意は「どんなに過激なステージパフォーマンスをしても演奏はシッカリデキナキャイカン」という教えなのだ。速弾きがうまくてもステージで直立不動で、ストラップなんかチョー高いとカッコ悪いぢゃないか。そういうメタル系ギタリストを見るとザンネンな気持ちになる。

めちゃくちゃにヘッドバンキングしても、ピートタウンゼントのように右手ぐるぐる振り回しても、イングヴェイのようにギターぐるぐる振り回しても、「狙った音は外さない」そんなステージパフォーマンスが出来てこそカッコイイのだ。

寺内さんのコラムではそういった単にうまく演奏するという事以外で大事なナニカを学ばせてもらった気がする。

 

もう一つ「津軽じょんがら節」の記事が面白かった。内容詳細は時間の都合でカットしてしまうが、この記事によってワシは津軽三味線に興味を持った。ちょうどそのころ津軽出身だった父が津軽三味線のCDを買ってきた。ナイスタイミングだ。寺内さんのコラムで興味を持っていたワシはそのCDに一時はまることになった。

津軽三味線はのピッキングはめちゃくちゃすごい。ギター小僧、ギター少年、少女のみんなは後学のために是非津軽三味線を聞いていただきたい。「ピッキングは津軽三味線に学べ」だ。何しろダイナミックだ。ギターでもピッキングの強弱云々は言われるが、その比ではない。津軽三味線の曲はフェイドイン、フェイドアウトのような音量の変化も曲の一部として頻繁に出てくるが、そらをすべてピッキングで表現する。チョー勉強になるのだ。勉強になるといっても「おまえ勉強好きね」とか後ろ指をさされるようなものではない。聴けばハマるナニカガそこにはあり、はまることで得るものが大きかったのだ。テケテケトークがその扉を開けてくれたことに感謝なのであった。他に津軽三味線の話を積極的に話すギタリストを知らない。

たしか、1年くらいはそのコラムはあったのだが、気がついたら終わっていた。他にもためになる面白い話があったと思うが、ザンネンながら思い出せない。

コラムも終わって何年も経過した20代のあるとき、寺内さんの生ステージを見る機会に恵まれた。その時に津軽じょんがら節が演奏されて狂喜したね、ワシ。ピッキングもすごかったな。

リットーミュージックさん。このコラムもう一度読みたいゾ。若いヤツラに読ませたいゾ。復刻してくれませんか?

最後にもう一枚モズライトの勇姿。

最後にもう一枚モズライトの勇姿。

 

 

私が札幌にいた頃に参加していたハードロックバンドCannabisの相方ギタリストであるMakrinrockさんが、毎年恒例のYoung Guitar誌のコンテスト完コピ大賞でグランプリ受賞しました!!すごい!!!こんな人とバンドができたなんて私はなんて幸せ者でしょう!!

 

 

MakrinrockさんのYouTubeチャンネルです↓

https://www.youtube.com/user/makurinrock

最近忙しいようで更新が少なかったのでさびしく思ってたのですが、ここへきてのランプリ受賞!

受賞曲以外にもいろいろ難曲に挑戦されています。イングヴェイとか。

実は私は札幌に行く前は名古屋にいたのですが、その頃YouTubeでmakrinrockさんがラウドネスの超難曲演奏しているのを見たことがあって、札幌でcannabisに参加したときに相方がmakrinさんその人だったので感激した思い出があります。バンドの休憩なんかに弾くフレーズがまた超絶でした。またバンドでご一緒したい人です。

 

↓こちらはcannabisでカバーしていたカンサスの伝承という曲。画面の左端に時々現れるのがワタクシ。右側がmakrinさん。

↓こちらはワタクシがリード取らせてもらったScorpionsのLove will keep us aliveという曲。かなりテキトーですが・・・

↓ホワイトスネイクのFool for your loving。

細かい打ち合わせはあんまりしないバンドだったので、アレンジは結構雑deathが(特にワタクシ)、好きに演奏できる楽しいバンドでした。