Strandberg Boden OS 6 TR/Lace Alumitone

Posted: 2017年6月13日 カテゴリー: ギターショップでの一日
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弦交換と調整でお預かりした未来的ギター、Strandberg。

「人間工学とバランスを追及した」というオーソドックスなギターからはかけ離れたデザイン、Lace sensorで有名なLace発のコイルレスという革新的構造のピックアップAlumitone、スケールは高音弦か低音弦側に向かって長くなるマルチスケール、ヘッドレス+ホローボディで総重量2kg前後という超軽量な構造・・・という未来的というか、普段Gibson、Fenderを愛用しているギタリストからすると特異なギター、Steinbergerなどを愛用するギタリストには進歩的と映りそうな、StrandbergのBoden OS6 TRというモデルです。スウェーデン発のブランドで価格帯順にスウェーデン製、日本製、韓国製という風に生産国がわかれていて、本機Boden OS6は韓国製です。と言っても新品で20万円台中盤で高価なギター。今回お預かりしたのは弦交換と基本調整のためなのですが、変わったギターなのでレポさせていただくことに。

とにかく面白い仕様が目白押しです。

ヘッドレス。各弦に配されたビスをレンチで止めて弦を固定。ナットで弦の間隔を合わせて0フレットをスケール起点としています。それぞれは新しい仕組みではありませんが、0フレットを組み合わせているが面白いです。

特異なのがネックのシェイプ。めっちゃ角ばってます。

よく見ると、裏側の平らな部分はローポジションからハイポジションに行くにしたがってプレーン弦側へ移ってゆきます。親指をネック裏に沿えて弾くフォームに合わせた構造のようです。

Lace製alumitoneピックアップ。コイルがないというこれまた特異な構造。

トレモロは基本的にシンクロタイプですが、(写真の上から下の方向に)シャフトを仕込んであり、しっかりした「回転軸」を設けている点は他にない構造かと思います。今回はベタづけでの調整依頼だったのでフローティングは試さなかったのですがチューニングは安定しやすそうです。そして、チューニングはこの画像でははずしてあるツマミを赤矢印のネジにかみ合わせて巻いていく仕組み。マルチスケールなので、通常とサドルの位置が違っています。もちろんオクターブ調整の移動幅は確保されています。オクターブ調整はフロイドローズのように各弦毎のブリッジを固定しているビスを緩めて適正位置にブリッジを移動、ビスを絞めて固定します。サドル自体がビスになっていてこのビスを回転させて弦高を調整。ビス頭の弦を載せる溝はちゃんと頂点が加工してあります。調整はややめんどくさい仕組みですがチューナーとシャフト式のシンクロトレモロをうまく一体化した結果の仕様かと思います。構造を考えるとフロイドローズに近いチューニングの安定性が得られると思います。

ボディ裏からトレモロのキャビティをみると見慣れたスプリングハンガーの構造が見られます。サステインブロックはアルミニウムが採用されています。

PUは不思議な構造のAlumitoneですが、アッセンブリの配線は一般的なものです。

ギターのデザインからすると慣れに時間を要しそうですが、実際はそんなことはなく、コードを押さえるのもほぼ普段スタンダードなギターと同じ感覚で行けます。私の場合はどうしても親指をネック上から出すフォームになってしまうのですが、それでも演奏に支障はありませんでした。やけに角ばったネックは最初は違和感ありましたが、少し弾いて慣れました。軽いので取り回しは抜群。アンプからの音はクリーン、歪とも生音の感触が豊かで指先のニュアンスが良く出ます。PUの見た目から勝手に「トレブルの効いた音」を想像していたのですが、意外にも温かみのある音です。弾いてみないと分からないと思いますが、意外と箱物ギターやソリッドギターでもクリーンから軽い歪を中心に音作りする場合なんかには面白い選択支になりそうです。Alumitone、いずれ自分のギターにも試してみたいです。このPUノイズが少ないという売り文句でも知られていますが、今回のギターにはシールド処理がされていたのでAlumitone自体のノイズの評価はフェアにできませんでした。ただたしかにその売り文句がうなづけるくらいノイズが少なく、ハイゲインの歪でもノイズは気になりませんでした。

動画も撮ってみました。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King.

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。Gainはフルにしていますが、意外と歪は控えめな気がします。でも演奏している感触はもうちょっと歪を強めたときの感触。不思議です。

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。ノイズ少ないです。

Strandberg、面白ギターです。今回は09~42の弦を張っていますが、6弦側の方が弦長が0.5インチほど長いので弾いている感触としては通常のギターに09~046のへヴィボトムの弦を張ったような感じかと思います。弦長は普通のギターですが、ヘッドレスでボディも超軽量なのでミニギターのような感じで使うのも良さそう。

 

 

 

 

 

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