Gibson Lucilleのメンテ➁フレット擦り合わせ・ナット交換etc.

Posted: 2016年10月28日 カテゴリー: ギターショップでの一日
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先日からメンテ中のルシール、本日メンテ完了。

先日からメンテ中のルシール、本日メンテ完了。

前回、電気系中心の話で取り上げたGibson Lucilleのメンテ本日完了。今回行ったのは

①トグルスイッチ交換(+ショート箇所の特定と処置)⇒前回記事参照

➁フレット擦り合わせ

擦り合わせ後のフレット。あと、バインディングとフレットの端の間が弦が落ちるくらいの隙間になっていたのでそこを埋める処理。写真でも光の反射で隙間がいるのがわかるかと思います。

擦り合わせ後のフレット。あと、バインディングとフレットの端の間が弦が落ちるくらいの隙間になっていたのでそこを埋める処理も行いました。写真でも光の反射で埋めた部分がわかるかと思います。

③ナット交換

ナットは牛骨のブランク材を削り出して作りました。写真左がブランク材。右が今回作ったナット。

ナットは無垢牛骨のブランク材を削り出して作りました。写真左がブランク材。右が今回作ったナット。この後ギターに接着して弦を張り弦溝を切ります。

取り付けたナット。牛骨材は磨くと表面に光沢が出ます。

溝切リ、表面仕上げまで完了したナット。弦間ピッチは弾いた時の違和感がないようにオリジナルのものと合わせて7.1mm間隔としました(ギターによっては低音弦側を少し広めに取ったりすることもあります)。牛骨材は磨くと写真のように光沢が出ます。

④ペグ交換

ペグはGOTOHのマグナムロックに交換しました。今回は木部の加工は一切なしで取り付けてできています。

ペグはGOTOHのマグナムロックに交換しました。今回は木部の加工は一切なしで取り付けできています。オリジナルはグローバー。

⑤ブリッジ交換

ブリッジもGOTOHの新品に交換。テールピースの汚れ取りもおこなっていますが、元々のゴールドメッキがすっかり落ちて下地の色となっています。ファインチューナーが意外と便利です。

ブリッジもGOTOHの新品に交換。テールピースの汚れ取りもおこなっていますが、元々のゴールドメッキがすっかり落ちて下地の色となっています。FRTトレモロ付きのギターのイメージが強いファインチューナーですがこういったギターでも意外と便利。

Gibson Lucille、FホールのないES-355のようなギターです。「ひょっとしたらソリッド?」と思わせる外観ですが、355などと同じくボディの両サイドは箱構造。バックパネルがあるので電気パーツにアクセスしやすく、通常のセミアコに比べて電気部分のメンテはやりやすいですが、前回の記事の通り何しろ複雑なシステムを積んでいて、配線が入り組んでいるので簡単には行きませんでした。でもやっぱり普通のセミアコに比べれば扱い易いかな?

ボディバックに電気パーツにアクセスできるパネルがあります。

ボディバックに電気パーツにアクセスできるパネルがあります。

前回の記事のショートしていた部分。

前回の記事のショートしていた部分(見てもわからないけど・・・)。一つのポットの上に5本のメタルネットワイアーが半田付けされています。赤矢印部分はアースに使用することの多い裸線でぐるぐる巻きにしたうえでハンダ付けされていました。Gibsonの苦心の跡。

音出し確認。バリトーンスイッチでかなり音が変わるのが面白いです。

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