先週末はお店をお休みして、岐阜県可児市にあるアコギメーカー、「K.Yairi」の工場見学に行ってきました。
K.Yairi、「手工品」というコダワリを貫いているメーカーで工場にはコンピューター制御の大型機器などは一切なく、職人さんたちが自分たちの磨き抜かれた感覚を駆使して手作業で生産しています。僕は学生のころから20年来K.Yairiのギターを愛用していて愛着もあり、いつか見学したいと思っていました。場所は岐阜県可児市。「日本ライン今渡」という駅から歩いて10分くらい。
30分くらい早く着いたのでまずはショールーム内を物色。
しばらくギターを物色させてもらっていると他の見学者も集まってきました。予定時刻にスタッフさんが来て工場見学開始。
ここまでの写真の他にも幾つかの行程や木材の保管庫なども見学させてもらいました。ネックの加工などは大きな工場ではNCルーターでガーッと数本まとめてやっちゃうところだと思いますが、丹念に手作業で形を整えていたのが印象的でした。
実は業界の方から「K.Yairiは接着剤は白ボンド」という話を聞いていました。でも実際はニカワやタイトボンドなど目的、場所によって使い分けていました。そういえば他の方(この方も業界人)から「Takamineは接着剤はエポキシ」という話を聞いていて結構信じてたんですが、昨年工場見学に行って来たらニカワをはじめ色々な接着剤を使い分けていました。例え業界内の方であっても聞いた話をうのみにし過ぎない方が良いなと改めて反省。やっぱり音を大事に考えると「ニカワをうまく使う」というのはポイントなんですね。
K.Yairiの工場見学はだれでも予約すれば参加できます。この日も僕以外に数人が参加。お子さん連れのご夫婦もいました。スタッフさんがわかりやすく説明してくれるので、専門知識なくても楽しめるかと思います。興味ある方は是非。