10月, 2015 のアーカイブ

自作エフェクターの書!

自作エフェクターの書!

取引させていただいているChocolate Electronicsの堀野氏がかかわっている歪ペダルDIY本「和嶋慎治 自作エフェクターの書『歪』」が発売になりました。ステージ、レコーディングでも駆使しているという人間椅子の和嶋さん秘伝のペダル10種類を元ネタにペダル製作を実践しながら学べるという面白い内容。ここ数年のエフェクター自作ブーム(大袈裟かな?)に乗ってたくさんの自作本が出版されていてそれぞれ良い内容のようですが、やはり電気的な知識や配線の基本技術も必要なのでハードルは高い分野。興味はあるけど手を出しにくいと思っている方も多いハズ。でも、今回の「和嶋慎治 自作エフェクターの書『歪』」なら、初めての方でも自作でペダルを形にしやすい内容になっており、なんと書中の5機種についてはプリント基板付き!・・・ある程度の形が出来上がっている状態で製作できる選択肢も充実しているので、「電気のことやパーツのことはよくわからないけど、とりあえず自分で作ってみたい」という方にもお勧めの一冊。私も時間できたら作ってみようかな。

今週は月曜から今日の午前中まで所用山盛りだったのでかなり変則なスケジュールになってしまい、ギター・ベースのメンテはほぼ手付かずでした。今日の夕方になってようやく次の出品予定ベースのメンテに着手。

YAMAHAの5弦ベース。明日には出品できそう。

YAMAHAの5弦ベース。明日には出品できそう。

アルダーボディ、メイプルとナトーのマルチピースのデタッチャブルネックという本格的な仕様にも拘わらず、Made In Indonesiaでかなりリーズナブルな価格のBB425です。オリジナルでは2Volとトグルスイッチですが、前オーナーさんによってベーシストにはより馴染みやすいJazz Bassと同じ2Vol,Master Toneに変更されていました。ただ、古いパーツの使いまわしで再配線されていて、ガリや音が途切れることがあったので、ボリュームとトーンは総入れ替えを実施。いつもの通り、フレットを磨き、指板は保湿処理。さらに、もともとはフラットワウンドの弦が張られていたのですが、より一般的なワウンド弦に張り替え。・・・ベース弦はギター弦に比べるとかなり高価ですし、交換したPOTも日本製のしっかりしたものにしています。実際に売る値段を考えるとちょっとメンテにコストをかけすぎかもなんですが、せっかくの5弦ベースなんで手間かけました。

明日には出品できると思います。

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以前からお店にFender USAのクラプトンストラトがありました。このストラト、年代の割にネックは綺麗なのですが、ボディはサイドの塗装が浮いたり、割れが生じたりしていました。レリック風の渋い劣化ではなくて単に塗膜が木部から離れてしまって、カパカパしたり、さらにそこに亀裂が入ったりしてそのままだとまるで「脱皮」のように塗膜がボディから剥がれ落ちてしまいそうでした。

そうなってしまうのは目に見えているし、かと言って補修をしても、亀裂の痕は残るし、今大丈夫な部分もやがて剥がれてきてしまうかもしれない。

そんな恐れを逆手に取り、元々のブラックの塗装をカパリと剥がし、リフィニッシュを施しました。

前述の通りの塗膜の状況だったので、塗装をはがすのは簡単でした(写真撮っておけばよかった・・・)。

クラプトンモデルのボディをリフィニッシュ。

クラプトンモデルのボディをリフィニッシュ。下側のカッタウェイ近くのザクリはクラプトンストラトの特長であるMid Boostサーキットの基盤が入るところです。

途中の作業状況は大胆に省略(写真撮ってないんだってば)して、いきなり塗装が終了した状態が上の写真。色はStevie Ray VaughanのLenny風を狙って表面に木の質感が残るようにしました。もともとつぶし塗装(ブラック)のボディなので、中のアルダーはそんなにきれいな木目ではなく、(写真には写っていませんが)小さなシミがあったり、前述の塗膜浮きの補修が施されていたと思われる部分は他と塗装乗りが違ったりしていますが、そういう「完璧じゃないところ」がLennyっぽくていいんじゃないかと。

こういう木の感じが好みなのです。

こういう木の感じが好みなのです。鳴りも良いのではなかと期待。

ボディバックも好みの質感に塗装。

ボディバック。

木の質感が残る程度までしか塗料(ラッカー)は乗っていない極薄の塗装です。耐久性という意味では弱いですが、塗膜が薄い分、木の鳴りを生かすことができるのと、使っているうちに出てくる風合いも期待できると思います。

まだ乾燥期間を置きたいので、組み上げるのは少し先ですが、どんな音になるか今からワクワクです。「見た目はLennyなのにMid Boostの入ったストラト」っていうのは悪戯心でもあるのですが、単純にLennyのような塗装が好きというのもあります。

出来上がりが楽しみな一本。

最近、「ネットオークションで中古ギターを落としたんだけど、状態が悪いみたいなので見てほしい」という案件が続きました。

オークションだと「ノークレーム、ノーリターン」という条件を課していることが多く、届いたものが商品の紹介とかなり違っていたり、ギターの状態について重要なことが紹介内容に含まれていなくて、手にしてから問題があることがわかったりしても、出品者はそれの改善を保証しておらず、結局落札者が自己負担で解決しなければならないことがあります。場合によっては新品を買うよりもお金がかかるなんてことも。

個人の出品者や楽器以外にも幅広く扱っているリサイクル業者などは「中古ギターの品質見極めのポイント」について知らないこともありそうです。なので、たとえ出品者に悪意がなくても出品説明の内容には疑いを持った方が良いのではないかと思います。

最近オークションで落としたという中古ギターでネックに亀裂があるものが持ち込まれたのですが、聞けば、そのギターの出品説明にはそのことは明記されていなかったそうです。「亀裂」と言えば簡単に治るイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実際は「ネック折れ」であって、修理コストもかなりかかるものです。また、細かく見て行くと気になる点が他に多々あって、それらもことごとく出品説明にはなく、結果的に落札者の手元に届いたギターはかなりのコストをかけてメンテナンスしなければならないもので、オークションで落札した額+リペア・メンテ費用はかなりの額になってしまいました。仮にこのギターを当店で買い取るとしたら・・・正直なところほとんど値がつけられません。

中古店を探し回っても見つからなかった超レアな品や実店舗よりも安い値段の品が見つかることがあるなどネットオークションにも魅力があると思います。ただ「安いものにはそれなりの理由がある」という事も多いですし、先の事例のように、実際の価値をはるかに超えた出費となってしまうリスクも潜んでいるので注意は必要ですね。

他にも幾つかのリスクがあります。オークションをやっている人は百も承知だと思いますが、あえて紹介すると・・・

●お金を振り込んだのに、品物が届かない。出品者と連絡がつかなくなった。

これはよく聞かれる話。ウチのお客様でも被害にあわれた方が居ます。

●落札した商品と全く同じ商品が他業者(正規業者)がもっと安い値段で出品していた。

以前、当店の商品の画像や説明文などを勝手に流用して、さも自分が所有しているように見せ、より高い値段でオークションで出品されていたことがあります。この時はそのオークションサイトに通報し、その出品者は削除されました(多くのオークションサイトでは個人出品者によるこういった行為を違反としています)。もちろん当店のサイトでもその旨ご案内しました。調べてみるとこういう出品者も結構いるようなので興味のある出品があったら、その出品者が他にどんなものを出品しているか、個人か業者か、出品しているジャンルが広すぎないか、一つ一つの説明がやけに詳しかったり、画像の質が品ごとにバラバラだったしないかなどに注意。出品者評価などは自作自演もできるので鵜呑みは禁物です。

注意しましょう。

昨日出品したTaylor 914ce-N

昨日出品したTaylor 914ce-N

昨日お店のウェブサイト上のアップしたTaylor 914ce-N、本日動画もアップしました。高価なギターなんで動画も少し凝ってみようかとチックコリアのスペインに挑戦。

うーん、まだまだちゃんと弾けていない&アレンジも足りない。ナイロン弦のギターを弾く技術的にもかなり適当なので、そういうのも課題。例えばビブラートがロック式な縦に揺らす癖があって、油断するとそれが出ます。クラシック式の横揺らしではちゃんと揺れが出せていないなど。ストローク、ラスゲアードというのもできるようになりたい。自分が考えたSpainのアレンジはコードストロークのパートがるんですが、それをラスゲアード(というのであってんのかな?)でやりたい。スパニッシュギターでよくあるあの早いカッティングですね。何年後になるのやら・・・

この曲は大好きなのでこれまでもデモ動画で弾いていますが、いつもイマイチな感じ。でも、これからも練習して時々動画をアップしたいと思います。

本日は昨日フレット交換まで終えたYAMAHA SGオーバーホールの残りの作業をクリア。

ナット交換作業中。弦の溝を掘っているところ。

ナット交換作業中。弦の溝を掘っているところ。

出来上がったナット。牛骨ナットです。

出来上がったナット。牛骨ナットです。

欠けていたトラスロッドカバーをエボニー材で作成。

欠けていたトラスロッドカバーをエボニー材で作成。

細かいところですが、弦アースを止めているネジ(青矢印)がテールピースのスタッドと連動していて、セッティング次第で裏パネルにネジの頭があたるので、裏パネルにネジ頭のスペース(赤矢印)を掘りました。

細かいところですが、弦アースを止めているネジ(青矢印)がテールピースのスタッドと連動していて、セッティング次第で裏パネルにネジの頭があたるので、裏パネルにネジ頭のスペース(赤矢印)を掘りました。

写真には撮っていませんが、全体のクリーニングをして、長年の汚れを落としました。ブリッジに詰まった埃やサドルの青錆びなどは振動の妨げになると思っているので、徹底的に除去。オクターブネジも固着気味だったので、分解してクリーニング、ネジ部に潤滑剤も塗って可動性を復活。最後にオクターブなど基本調整を施して・・・

やっと完成!

やっと完成!

ようやく完成。オーバーホール前と比べて見違えるほど弾きやすくなりました(そうならないとオーバーホールの意味ですよね・・・)。うーん、うれしい。このSGは売り物ではなく、お客様からのメンテ依頼品。長い間弾かれずにしまわれていたギターです。ネックの波打ちもあって厳しい部分もあるかと思いましたが、さすがは日本製、しっかり蘇りえりました!

イイ感じに仕上がったところでサウンドチェック!

まずはクリーン。

歪んだ音。

今回のオーバーホールの中身は・・・

・PUとトグルスイッチ以外の電気パーツ交換、PUエスカッション交換

・ネック波打ち修正(指板修正にて)

・フレット交換・ナット交換

・テールピーススタッド加工(テールピースをもっと低くできるように加工)

・裏パネルに弦アースネジの頭が干渉していたので、触れないように裏パネルにスペース切削

・トラスロッドカバー製作(エボニー製)

・全体クリーニング

・ロッド・オクターブ・弦高・PUバランス調整 etc.・・・

明日はお店の商品のメンテ&出品の予定。日本では珍しいTaylorのエレガット914CE-Nです。

オーバーホールでお預かりしているYAMAHA SG

オーバーホールでお預かりしているYAMAHA SG

オーバーホールでお預かりしているYAMAHAの名機SG、ネックに波打ちも見られたので、それらの解消のため指板修正では狙ったポイントを多めに削りました。当然、削り過ぎに用心しつつ、こまめに直線とRを確認しつつ時間をかけて作業しました。

指板を削って、面を出している途中。写真お左上にあるのは「直線」を確認するためのストレートエッジと指板の「R」を確認するゲージ。

指板を削って、指板面の直線を出している途中。写真の左上にある定規のようなものは「直線」を確認するためのストレートエッジと四角の板は指板の「R」を確認するゲージ。ここまでは先週までに終えていた作業。

本日はフレット打ち⇒フレットエッジ処理⇒擦り合わせ⇒指板の保湿処理まで終えました。指板修正で指板の直線をしっかり出せているのでフレットを打った時点でフレットの高さがそろっている状態で擦り合わせはスムーズに終了。

フレットを打ち、擦り合わせを終えた状態。

フレットを打ち、擦り合わせを終えた状態。このままでも作業前に比べ格段にきれいですが(当然ですが)、まだまだ綺麗になります。

指板を専用のオイルで保湿処理。長年弾かれていないギターだと、指板の脂分が抜けて色が薄くなっていることが多いですが、オイルで処理することで色の濃い指板に戻ります。

指板を専用のオイルで保湿処理。長年弾かれていないギターだと、指板の脂分が抜けて色が薄くなっていることが多いですが、オイルで処理することで色の濃い指板に戻ります。

こちらのSG、作業予定が大分押しているので、明日も引き続き作業します。

のんびりした休日や、仕事を終えてリラックスした時なんかに聴いてほしい、Heavy Gauge Guitars店主お勧めのアーティスト、「ナナマリ」さんをご紹介します。八ヶ岳在住、ボサノバのギター弾き語りスタイルで、とても柔らかい雰囲気の癒される音楽。オリジナル曲の「雨粒」や「ポチ」は名曲。犬を飼っていたことがある方は「ポチ」は涙なしには聴けないかも。私も子供の頃飼っていた犬を思い出して・・・(TOT)

そのナナマリさんが新作を発表!今回はボサノバの父と呼ばれるAntonio Carlos Jobin の名曲を15曲を収録!(下画像をクリックするとAmazonの紹介ページに飛びます。)

ご興味ある方は画像をクリック!Amazonの紹介ページへ飛びます。

お勧めの新作、A.C.ジョビン集!

彼女、日本のフォークの名曲のボサノバアレンジカバー集も発表しています。「ボサなんてあんまり聴いたことないな~」という方、こちらも良いですよ。

名曲の数々をナナマリがボサノバアレンジで!オススメ!

名曲をナナマリのボサノバアレンジで!オススメ!

ナナマリさんはナイロン弦ギターの弾き語りスタイル。ロックな脳を持っているエレキギタリストにはボサノバのコードがとても新鮮に聴こえると思います。それも彼女のやわらかい落ち着いた声と合わさると不思議とさらに耳に馴染みます。実はそこも聴きどころの一つだと思います。

ナナマリさんが学生のころ参加していたバンド、私も同じイベントに出ていて印象に残っています。当時彼女はエレキギターでしたが、そのビブラートに「歌心」を感じたのをよく覚えています。緩やかでやわらかい印象の揺れでした。現在のナナマリさんを聴くと歌だけでなく、演奏やアレンジにもそうした歌心が・・・本人の人柄が演奏や曲にも出ているのかも。きっと普段はボサノバはほとんど聴かないギタリストにも響くと思います。

ナナマリ「雨粒」⇓

ナナマリ 詳細はこちらをどうぞ!

ナナマリ 詳細はこちらをどうぞ!

ST57-TX、グレードアップさせました!

ST57-TX、グレードアップさせました!

昨日のFender Japan ST62-TXと同様にST57-TXもグレードアップ完了!電気パーツ・振動パーツは62-TXと同じくCTS POT,Orange Dropキャパシタ,Switch Craftジャック,CRL5way スイッチ、Raw Vitage スプリング、All Partsのスティールトレモロブロックに交換。さらに今回の57-TXにはもう一手間加え、見た目もよりヴィンテージ風にしました。と言っても使い古したようなエイジド加工をしたわけではありません(せっかくの近年製造の美品なので・・・)。ピックガードをAged Whiteに交換し、ノブやピックアップカバーを染色。つまりプラスチック部分の見た目に手を加えました。個人的にはオリジナルの状態だとプラスチック部分のやけに蛍光灯な白が飴色のネック、ややダークな印象のLake Placid Blueのボディから浮いているように感じていました。それにストラトはPUやノブの配置も見た目のポイントだと思うので、それらのコントラストがはっきりしているのが好み。本日の作業の結果、なかなかいい感じに仕上がったと思います(自画自賛)。上の写真が染色後、下が染色前。

昨日までの57-TX。

のっぺりな印象だった57TX。

音のほうもかなりグレードアップしてくれました。オリジナル状態ではリアはちょっときつい音だったんですが、クリーンでもクランチでもリアが気持ち良くなりました。試奏が楽しかったです。オリジナルST57-TXよりイイゾ(再び自画自賛)。

Lake Placid Blue兄弟!

Lake Placid Blue兄弟!

本日出品したFender Japan ST62-TX。

本日出品したFender Japan ST62-TX。

Fender Japanのストラト、ST62-TXを本日出品。同機の出品はもう何本目になるのだろう・・・Fender Japanの中では定番モデルで、これより低価格なストラトだとボディがバスウッドになるので、本家Fender のストラトと同じ木材構成のFender Japanだとこの機種がやはり定番でしょうか。

でも、電気パーツなど細かい部分が汎用パーツだったりもするので、今回のものについては「汎用パーツ」の部分をUSAと同様なパーツに全交換。また、スプリングは音の良さに定評のあるRaw Vintageに交換しました。

CTS POT、CRLスイッチなどUSA規格のパーツに交換。キャパシタは定番のオレンジドロップ。

CTS POT、CRLスイッチなどUSA規格のパーツに交換。キャパシタは定番のオレンジドロップ。

トレモロブロックをスティール製に。このブロック、汎用品のダイキャストブロックとは比べ物にならないくらい煌びやかな音です。弦のボールエンドが浅いところに止まるのも◎。Raw Vintageスプリングは汎用品より柔らかいので5本掛け。写真の状態で3弦開放が一音半ぐらいアームアップできるセッティングです。

トレモロブロックをスティール製に。このブロック、汎用品のダイキャストブロックとは比べ物にならないくらい煌びやかな音です。弦のボールエンドが浅いところに止まるのも◎。Raw Vintageスプリングは汎用品より柔らかいので5本掛け。写真の状態で3弦開放が一音半ぐらいアームアップできるセッティングです。

もう一本、同様のパーツ交換をしてからデビューさせようと思っているFender Japanがあります。

ST57-TX

ST57-TX

こちらはFender Japanのメイプルネックストラトの定番のST57-TX。62との違いは指板とピックガードのみ。偶然ですが、色は同じLake Placid Blue。こいつのパーツ交換が済んだら、62-TXと音比べしてみたいね。

少し前に当ブログで「スラップの練習してるんだぜぃ」といった内容の記事を書いた。「その後ちゃんと続けておるのか。まさかミッカボーズじゃあるめいな。」という声が聞こえてきた・・・

正直に申し上げます。

練習してます・・・・・一日おきくらいに。今日は朝1時間くらいやったぞ。

本日の指の状態

本日の指の状態

しかし全然上達はしておりません。写真の通り水ぶくれ君は固くなってきてそろそろ皮がむけるのではという雰囲気になっております。

まだまだだな。