ネック折れの補修の途中。

Posted: 2015年9月6日 カテゴリー: ギターショップでの一日
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ネック折れ補修中のギター。

ネック折れ補修中のギター。3、6弦のペグ穴が埋まっているのは後述の作業の都合。

写真はネック折れの修理をしているギター。少しづつ作業していてようやく形になってきたところ。かなりバキバキに折れて破片もなくなっている部分があった重傷な子で、最初はボリュートを加えて補強するつもりだったのですがトラスロッドの都合でボリュートを加えるのが不可能だったので、ネックに2本の溝を作りそこに固い木材の補強を入れるという方法をとっています。このブログをご覧になった常連さんから補強が「アイスの棒に見えた」とコメントもらいましたが、裏側に「アタリ もう一本!」との焼き印はありません(笑)。たしかにアイスの棒ですねぇ。

補強材にはネックに使われる頑丈なメイプルを使っています。破片がなくなっている部分はエポキシのパテで埋めまています(写真の白い部分)。さらにヘッド表面に元々貼られていた極薄の突板も破損していたので削り取ってしまい、エボニー材で作り直した厚めの突板を貼り付け。これも補強の意味合いがあります。

一番上の写真の3弦と6弦のペグ穴が埋まっていてその真ん中に穴が開いているのは新しい突板を貼る際、クランプの圧で突板がずれないようにこの2か所にピンでとめて固定した痕。一度ペグ穴を2か所埋めてそこにピンを打っているのと新しい突板にはペグ穴がまだ開いていないので今日はまずペグ穴を加工。

ペグの入る位置にある穴はガイドとしてドリルで開けた穴。そこから拡張してゆく。2弦は拡張途中。

ペグの入る位置にある小さな穴はガイドとしてドリルで開けた穴。そこから電動工具で拡張してゆく。2弦は拡張途中。

ペグ穴をあける際、ペグポストと同じ径のドリルでいきなり開けるのが手っ取り早いのですが、突板の厚さを考えると突板が割れたり欠けたりすることが考えられるので、最初に径の小さいドリルで小さな穴をあけてリューター(歯医者さんの歯を削る道具のようなもの)で少しづつ広げるという方法をとりました。

ペグ穴完成!

ペグ穴完成!トラスロッドの穴も成形。

ペグ穴が完成。あとはネック全体にペーパーをかけて塗装できる状態に。この際、使用するペグはこの時点のヘッドの厚みでさらに塗装もすることを考えるとペグポストの高さが足りないので、その調整も兼ねてヘッド裏は元の塗装を完全にはがして多めにペーパーがけ。

DSCF4671今日はここまで。あとは塗装して仕上げ。トラスロッドカバーもエボニーで作り直し。ウチの店内では本格的な塗装はできないのでそれは他のところで作業。まだ時間がかかるなぁ。

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