タカミネギターに行ってきました。

Posted: 2015年3月28日 カテゴリー: Uncategorized
真ん中の山がその名の由来であった。

真ん中の山がその名の由来であった。

いきなり田舎な風景の写真ですが、ちゃんとギターに関するお話なのです。この写真の山、てっぺんのあたり「なーーんかみたことあるゾ」という方おられませんか?タイトルでわかると思いますが、エレアコの大御所タカミネギターのヘッドの形なんです。

実は数日前、縁があってタカミネギターさんの工場の見学をさせてもらいました。出発前は「名古屋あたりで一泊して、以前の会社の同僚を飲みにでも誘うか~」などと考えていましたが、自分で商売を始めたばかりという立場上、なるべくケーヒを安くあげるべきと思い直し、高速バス利用の日帰り強行軍です。タカミネギターは岐阜県中津川市の坂下というところにあるのですが最寄り駅中央線の坂下から工場までの道を確認するためにネットで地図を参照していたところ・・・あったのです。タカミネギターのすぐ近くに「高峰山 標高945mナリ」が! この山がブランド名の由来に違いないと予想しつつ、朝7:00新宿発の高速バスで松本、そこから中央線で岐阜県の北端坂下へ。駅から距離があるのでタクシーでタカミネギター着。家から6時間以上かかりました。

さて、今回ギターの制作工程を見学させてもらってとても勉強になりました。写真もたくさん撮ってきたのですが、やはりメーカーさんの工場内の写真をブログ上に出すのはよろしくない気がするので、他の部分でのお話を少し。

歴代のカスタムモデルたち!

歴代のカスタムモデルたち!

工場見学に入る前にこれまでの歴史や、歴代のカスタムモデルなどについて詳しく説明をいただきました。やっぱりブランド名の由来は高峰山とのことで、予想通り!そしてあのキューピーちゃんの頭のような形のヘッドも高峰山を模しているとのこと。これ知っている方少ないんではないでしょうか?

歴代のカスタムモデルの中でも気になった一本。

歴代のカスタムモデルの中でも気になった一本。

みせていただいたギターの中で特に気になったのがこの写真の一本。ベアクローの入ったスプルースに凝ったインレイ。ブランド由来の高峰山にちなんで登山者(12フレット前後)やカラビナとザイル(ヘッド)がインレイされています。山のぼらーのワタクシとしてはこういうのうれしいです。

こちらも山のぼらー向けの一本。

こちらも山のぼらー向けの一本。

もう一本はピックガードに岐阜県の鳥に指定されている雷鳥をあしらったもの。これ、北アルプスあたりの山小屋に置いておけば買ってくれる人が居そう。本物の雷鳥は中部地区の高山帯でしか生息していないので目にする機会はなかなかないと思いますが、雰囲気良く出ています。

こちらが雷鳥。10年くらい前の夏に北アルプスのある山で撮影したものです。メスです。

こちらが雷鳥。10年くらい前の夏に北アルプスのある山で撮影したものです。メスです。

今回タカミネの工場を見学してタカミネに対するイメージが変わりました。

タカミネのエレアコというと、ステージでの使用を大前提に、夏の野外などの環境でも安定して使えるよう、かなりがっちりとパーツ類を固定し、品質が一定になるように自動化した工程を多用して作っているギターと聞いてきていたのもあったのですが、マーチンなどとは対極のギターで生鳴りなどはあまり重視していないと思っていました。もちろん、アンプリファイズ前提ですから、あんまり生音がデカくならないような仕様なのは悪いことではないのですが、私の嗜好とは少し違うかなと思っていたところです。でもそうではなかったのですよ。

DSCF3220

この写真で手にしている袋の中身、いわゆる「ニカワ」です。実はタカミネギターでは振動を伝える重要な部分にこのニカワを使用していました。他の部分も用途と必要な強度などによって数種類の接着剤を使い分けています。ニカワは接着力が強力で必要な量も少なくすむので木材の振動を殺さず、鳴りを生かすのに向いた接着剤です。バイオリンなどはニカワ接着ですし、ギターでもマーチンはニカワ。最近はギブソンもヒスコレのレスポールでニカワ接着をしていることをうたっています。ただ、このニカワ扱いが非常に難しく、なおかつ高温多湿に弱いためギターの業界では人工材によるボンドが主流です。逆にいえば、かなりこだわった接着剤で使う以上は製造者もそれなりの技術を要し、高温多湿な日本の環境でも問題ない完成度に達しなければなりません。そういったものをタカミネギターでは要所で使用していました。これで印象がすっかり変わりました。

私が以前聞いていたのとは全く違っていて生ギターとしての「音」をかなり重視していたのが印象に残りました。

もちろん、行程中にはいくつかの大型重機もありますし、精密な加工をコンピューター制御で行うハイテクも導入されていますが、そこで働いている人たちは「作業員」ではなく、皆さんギターが大好きな職人さんでした。

今回見学をすることになったのはお店で出品しているDMP50Sというギターがきっかけ。アンプリファイズした際の音が非常に心地よく、プリアンプの機能も申し分ない、非常に使いやすい一本なのですが、こちらでサドルの調整などをしていることもあり、直接タカミネに電話してプリアンプやピックアップの構造などを話しているうちに興味が出てきて「見学させてもらっていいですか?」となりました。

今回お忙しい中工場見学のガイドをしていただいたタカミネのOさん、どうもありがとうございました!

タカミネのギター個人的に一本ほしくなっちゃいました。病気再発。

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