思い出15:T大学K-ON⑤アコースティックユニットMappy前編

Posted: 2014年9月8日 カテゴリー: ギターやバンド活動に関する思い出, T大学K-ON

開業するちょっと前から本ブログで大学時代のバンドの話を書いていた。継続的なネタがないかと思って書き始めたのだが、身内じゃないと分かりにくい私的な内容だし、いくつもバンドをやったので全部文章にするのは困難ではあった。開業後はいろいろ文章にしておきたいことがでてきてネタに事欠かなかったので今日まで大学時代の話はお休みしていた。1か月ほど前に大学時代の仲間と飲んだ時に後輩のV君から「俺とやったバンドの話がないぢゃないか!」との指摘を受けていて、落ち着いたらまたちょくちょくこのネタを上げようとは思っていたが、指をけがして手を使う作業は後回しにしている今、ちょうどいいタイミングなので久しぶりに書く。例によって身内話度が高く、しかも映像が残っているわけでもなく文章ばかりなので読むのは大変だと思う。スマヌ。そして今回の話もV君とやったバンドの話ではないのだった。V君スマヌ。

さて、本題。時は1992年の晩秋にまでさかのぼる・・・

T大K-ON部員たちには大きな悩みが一つあった。それは「慢性的ドラマー不足」である。オイラが入部した1992年の1年生はチェッカーズが好きなチェッカル君一名、2年はオイラのわがままイングヴェイバンドでたたいてくれたW先輩一名、3年生はデスメタル大好きドラマーのS先輩といった感じで各学年一人体制。対してギタリストは各学年合わせて10人以上、次いでボーカリスト、ベーシストという順で多い。ボーカルについてはベーシストやギタリストが後々兼任するようにもなったので全く困らない。鍵盤も少なかったが、バンドで音を出すときの「いないと困る度」はダンゼンドラムなのだった。

そんなわけでドラマーは常に掛け持ちをしている感じが多い。困ったことに当時のオイラが嗜好していたツインペダルどかどか様式美ハードロック・へヴィメタル(以下HR/HM)をたたける人はいなかったし、やりたがる人もいなかった。ドラムが好きな人にとってはあのスタイルは面白くなかったようだった。浪人時代にはまったExtremeもやりたかったがあのドラムもかなりムズイ。

秋の学際はチェッカル君とBOOWYバンドFreez Moon、W先輩とイングヴェイその他バンドAM101ができたのでよかったのだが、これらは学際までで終了。オイラは次のステップを考えることとなった。それが今回の話のアコースティックユニット「Mappy」だ。ドラマー不足であるならドラムなしのアコーティックユニットでいんじゃね?という短絡的発想だ。

ちなみにバンドのMappyはメンバーのダンキチ君(思い出12:T大学K-ON ②バンドデビュー?)がつけたもので、彼が好きだったゲームの名前だとか・・・オイラはそのゲーム知らなかったけど、かわいらしい響きが気に入っていた。

「アコースティックユニット」とはいえ別にアコギ一辺倒でで押し通すというつもりはなかった。エレキや鍵盤が入ってもいいし、あまりK-Onではなじみのない他の楽器で花を添えるのもイイ。ドラムなしでもドラム入りのバンドと張れるくらいのことがやりたかったのだ。そしてそれは「ロック」の範疇の物だと認識していたので、演奏するときの気持ちはエレキでイングヴェイしているときと大して変わらないものだ。・・・ところで、当時のHR/HMのアルバムにはハードな曲の中に1,2曲は聴かせる・泣かせるバラードが入っていてそういった曲ではアコースティックギター効果的に使われていることが多かった。Mr. BigのTo Be With YouやEXTREMEのMore Than Wordsなどアコギ主体の曲はもちろん、Skid RowのI Remember Youのようなアコギで始まってバンドで盛り上げてゆくという構成のバラードはロックの醍醐味の一つだ。スラッシュメタルだってメタリカはアコースティックなパートはたくさんあったし、TestamentのThe Balladのようにとてもメタルバンドとは思えないアコギイントロを持つ曲だ。「ロック」「ハードロック」「メタル」の中にもうまいアコギが入っていたのだ。そういったエッセンスをまとめて見せたら面白いんじゃないかと考えたのだ。また「アンプラグド」なんてのも流行ってた時期でプロも自分たちのエレキ曲をアコギアレンジでも披露していた。つまり、アコースティックベースでロックの曲をやるネタはたくさんあったのだ。

Mappyのメンバー第一号はオイラと同じく入部時に強烈インパクトを放っていた目つきの鋭い弾き語り野郎、ダンキチ君だ。彼は長渕剛の弾き語りをやるために入部、学際も数あるバンドの中で果敢にもソロ弾き語りで出演したツワモノである。タイミングの良いことにほかの部員の影響もあってか弾き語りだけでなくロックにも興味を持っていた。弾き語りプレイヤーだから歌もイケるのでやはりツワモノだ。そんなわけでまずダンキチ君にアプローチ。

「ダンちゃん、ドラムなし、アコギ主体で洋楽ロックの曲やろうと思うんだけどいっしょにやんない?」・・・何しろ相手はツワモノで通っているダンキチ君だ。うだうだ説明していては口説けないとふんで、ストレートに誘う。「それならやりたい曲があるなぁ」・・・おおっ期待以上のリアクション!口下手なオイラだったので四の五の言わず、「よしやるべ」と話を進める。さっそくお互いやりたい曲を持ち寄ることになった。出だしイイね!二人組だと話が早いのだった。

そしてあげられた候補曲が・・・

  1. Born To Be My Baby/Bon Jovi
  2. Love And Affection/Nelson
  3. Wasted Time/Skid Row
  4. Save Our Love/Yngwie Malmsteen
  5. Smoke On The Water/Deep Purple
  6. More Than Words/EXTREME

最初からムリのある曲が3つ含まれている。それらはこの後の練習の初期段階で無理と判断しボツにした。その「ボツ3連星」、まず⑤だ。普通の方は「アコギで?」と思われるだろう。あの印象的なリフはエレキだからこその味だし。オイラがあげたのだが、はっきりいてウケ狙いもあった。「意外性」を見せたかったのだ。かといってアコギのみで納得のいくアレンジをする力量もなかった。若者はムボーなのである。③はダンキチ君推薦でセバスチャンバックの高域シャウトなんてムリだと最初から分かっていた。これもムボー度は高い。この曲については練習に入る前「とても歌えないね」と早々にボツった。すまぬセバスチャン。④はオイラが提案したイングヴェイの名「ソロ」が含まれる曲だ。この曲のソロを弾きたい思いがあっての提案だった。静かな曲調なので行けると思ったが、歌が短調でバッキングも単調なのでアコギだけだと詰まらなかった。何しろ歌が単調でギター2本ではつまらない。ソロのバッキングがギター一本になってしまうとあのソロはゴージャス過ぎて浮いてしまう。単なるアンプラグドではなく、「意外性」のあるアコギユニットを目指していたので「単調でもまぁいいべ」という消化試合的発想はない。そこで最初の思惑にもあった「他の楽器も入れて幅を広げる」という作戦に打って出ることになった。二人だと話が早いのだ。

続く

 

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