思い出15:T大学K-ON⑤アコースティックユニットMappy後編

Posted: 2014年9月8日 カテゴリー: ギターやバンド活動に関する思い出, T大学K-ON

Mappy結成当初はダンキチ君も積極的にやりたい曲を提案していたが、元来めんどくさがりな人なので、活動が始まると「おまかせ」が多かった。そんなこともあったのとオイラは「やりたいことをどんどん実現してゆく」というスタンスだったので必然的にオイラの考えでバンドは進行する。

前回、候補曲を上げたもののアレンジに難ありなど行き詰まりを感じたオイラは当初の思惑にも合った「メンバー追加」を提案、ダンキチ君もすぐに同意。

パートを増やすといってもやみくもに楽器を増やせばよいというわけではない。バンドで聴かせるのに重要なのはボーカル・コーラスだとも考えていた。だから歌も歌える楽器プレイヤーがいい。そんなわけでまずはこれまでも一緒にバンドしていた店長君にベース兼ボーカルで参加を要請。当時の彼は断ることを知らない男だったので即参加決定。何しろ音感がよく、どんな歌にもコーラスを付けてしまうという特技を持つ。いいぞいいぞ。

あと一人欲しい。そこで白羽の矢が立ったのは学際のFreez Moonに鍵盤奏者として参加していたIちゃん(女子)。Iちゃんを誘ったのは単に鍵盤奏者というだけでない。本人から聞いていたのだがフルートができるという。いいぞいいぞ。そして歌がすごい。彼女は学祭で4年生のバンドにただ一人1年生で参加していたのだが、そのバンドでポリスの「見つめていたい」のコーラスを担当していた。これがすごく魅力的なものだったので実は最初から目を付けていたのだ。彼女の声はとても伸びる声で張りがあり、しかも英語の発音も美しい。ロックも行けるし聴かせる曲おOKだ。今のところ3人男なので、歌に女声が加わるというのもイイ。彼女は学業が忙しい人だったので少し迷っていたと思うが参加してくれた。彼女の参加によってMappyのラインアップが完成。

この4人でMappyは年末くらいから活動開始。目標は翌年春の定期演奏会出演。しかし、やってみるとダンキチ君と二人で上げた選曲の半分は無理があって早々にボツったので曲が足らない。とはいえ、実はおいら、店長君とIちゃんを誘う段階でどんなステージにするか、そのために加える曲などを考えていた。

それは次の曲を「ステージが進むごとにだんだんメンバーが増えてゆきサウンドが変化する」というステージングでやることだった。

  1. Aria On G Strings(バッハ)・・・ソロギターインスト。ステージ袖で弾き始めて曲の終わりにステージに出る。BGMと思わせつつ、実は弾いてました!というのを狙う。
  2. Love And Affection(Nelson)・・・ダンキチ君合流、アコギバックにダンキチ君リードボーカル、オイラがハモリ。単なる弾き語りにせずにコーラスを聴かせる。シンプルなアコースティックソングにする。
  3. Born To Be My Baby(Bon Jovi)・・・アコギバックにダンキチ君がリードボーカルで歌の掛け合い部分に店長君合流。ベースはまだ弾かない。これもシンプルなアコースティックソングだが、敢えて3人でやることで次へのさらなる変化を予感させる。
  4. Tragic Comic(Extreme)・・・ベースから曲がスタートし、前曲での予感を現実にした後、追い打ちをかけるように女声ボーカルを聴かせる。Iちゃんはこの曲以降主人公。アコギのリフをダンキチ君、オイラはエレキのオカズ。全員でコーラス。
  5. Rise ‘n Shine(Extreme)・・・もともとアコースティックな曲だが、原曲にはストリングス入り。ボーカルの掛け合いのようなパートも多い。それを4人全員で歌い、コーラスをとる。このステージで一番の山場。ストリングスのパートはIちゃんがフルートで。K-Onのイベントは基本ロックバンドなので、フルートが出てくるのは意外性を狙う。
  6. More Than Words(Extreme)・・・5.でかなり盛り上げて最後はしっとり聞かせて終わるというのを狙った。二人がギター、あとの二人はリードボーカルとハモリという構成。

 

文章にするとわかりにくいな。曲を知らないと何のことかわからないかもしれないが、俗にいう「起承転結」というのを意識して構成している。一曲ごとにメンバー、楽器が増えてゆき、曲調もだんだん盛り上げていって最後にしっとり終わるというものだ。

 

全員一年生でそれほど気を遣う中でもなかったので(と思っていたのはオイラだけかもだけどね)、この方向性で練習を進めてゆくことには障害はなかった。もっともバンドというよりコンセプトを持ったプロジェクトのようなものになったので「バンド感」というのは少し薄くなったかもしれない。イングヴェイCryingバンドに近く、オイラ主導でけっこうなわがままを通してもらっていたし、提案する割にはオイラのアレンジの力不足という点は否めず、パートが増えるにしたがって完成度を高めるのが難しいという事にも直面した。音源は残っていないので今となってはどんなだったかもうわからないが、きっと今なら「もっとなんとかできるのに」という出来だったに違いない。そんな感じなので当然メンバーにも苦労させたはずだ。特にIちゃんには無理にフルートをお願いした上、その曲がギター半音下げアレンジだったので、フルートで演奏しにくいキーになってしまった。それでも文句を言わずにフルートしてくれたIちゃんには頭が上がらない。さらにIちゃんの歌がピカイチだったことがこのMappyのステージの後半を支えていたのは疑いようがない。余談だが、大学卒業後、店長君の結婚式でもう一度More than Wordsをやった。これは店長君直々のリクエストでもちろんリードボーカルはIちゃん。たぶん、ゲイリーシェローン君+ヌ~ノベッテンコート君より聴かせていたぞ。

つつがなく本番ステージを終了したオイラは一仕事終えた気分だった。気づいてみればドラム不足を憂う気持ちも減り、なんだか前向きな気分になっていた。オイラ的には思惑通りのステージができたと思っているが、前述の通り後半は少し難しい部分があったと思う。。評判はかなりよかった。実は先輩から「ドラムなしのグループは定期演奏会はダメ」などと言われることを当初危惧していた。Freez Moonでも店長君Vocal兼任に横やりもあったし。でも先輩方は広い心で見守ってくれたのでそんな横やりもなく余心配だった。

他の出演バンドを見に定期演奏会に来てくれた人から「Love And Affectionをもう一回聴きたい!」と書かれていたのがうれしかった。

実験的でオイラ主導のプロジェクトのような感じになっていたこともあってこのバンドは一回のステージで終了となった。やはりドラムなしでいろいろなアレンジをして完成度を高めるのは当時のオイラ達にはハードルが高く、それなりに緊張感が続いてしまうので疲れた。それに薬学部で勉学の方も超多忙だったダンキチ君とIちゃんはバンド活動継続自体が難しくなっていた時期でもあった。しかし、のちに凄腕ドラムと凄声ボーカルを加え同じ精神を引き継ぎつつ、本来のオイラの嗜好だったハードロックをやるバンド、MAP.Ⅱが誕生する。このバンドにはダンキチ君とIちゃんは参加できなかったが、「アコースティックもやる」「意外性もある」というキーワードは継承した。なので名前もMAP.Ⅱなわけだ。MAP.Ⅱではハードロックを中心にセットリストを組み、途中アコースティックを織り交ぜた。そしてかねてからの目標ったEXTREMEやMr.Bigの難曲にも挑戦することになる。

ちなみにバンドのMappyはダンキチ君がつけたもので、彼が好きだったゲームの名前だとか・・・オイラはそのゲーム知らなかったけど、かわいらしい響きが気に入っていた。

コメント
  1. 実はね、俺mappyの映像持ってるんだ。当時の画質音質だから郷愁懐古程度にしかならないかもしれないけどね。残念ながら当時のビデオ係にも1曲目は理解されてなかったらしく、2曲目からになってるけどもね。

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