開業に向けて3:中古ギターの魅力について再考

Posted: 2014年5月6日 カテゴリー: ギターショップ開業に向けて
タグ:, , ,

これからスタートするギターショップは「中古ギター、ベース」のお店です。私はこれまで多くの中古ギターを手にしてきました。おそらく新品で購入したものよりも中古で手にしたもののほうが多いです。昨今ではどの分野でもリサイクル・リユースが当たり前になっていて、そういったお店も多くなりました。こういったお店は新品に比べ安く目的の品物が手に入るのが大きな魅力です。ギターについても同様のことは言えますが、実は中古ギターは価格以外にも新品とは異なる魅力があると思っています。ざっとあげてみますと・・・

1.音が熟成されている・よく鳴る

「古いこと」=「音が熟成されている」という魅力があります。一般的にギターは弾きこんでゆくことで音が変化してゆきます。短期間で劇的に変わるものではありませんので、製造から間もないギターは中古でもそこまで音が熟成されていることはめったにないですが、5年、10年、20年と長年使われたていた楽器になると新品よりもよく鳴る場合が多くあります。このことは古いギターに対して「ヴィンテージ」という言葉が使われることにも表れています。

2.個体差がはっきりしている、貫禄がある

ギターは同じメーカーの同じモデルであっても必ず個体差があります。自然の木を材料にしているので当然のことですが、この個体差は使用していくうちにより顕在化します。使用されている木のクセがよりはっきり出てくると考えるといいでしょう。ギターは新品の時点から弾きこまれることで鳴りが変化(熟成)し個性がはっきりしてゆきます。ということは、中古品は新品時よりもその個性がはっきりしていて、自分の好みをよりはっきりと見分けられるという事が言えます。また、その楽器のもつ「クセ」もよりはっきりしていて、より具体的・根本的なセットアップ・メンテナンスがしやすいという事も言えます。例えば新品の時点ではその後のネックの反りの傾向は予想がつきません。仮に逆反り傾向が強い楽器を選んでしまった場合、エレキギターで一般的なライトな弦には向かないかもしれません。逆に太い弦を張りたいのに順反り傾向の強い楽器だった場合も残念なことになります。極端な例ですが・・・

・・・中古品の場合はそういったネックの傾向がはっきりしている場合が多いのでそうした失敗は回避しやすいといえます。大事に使われてきたギターはメンテナンスが行き届いていて新品で買うよりも弾きやすいという事も期待できるかもしれません。

あと、もともと誰かが使っていた楽器はやっぱり多少の傷や元オーナーの弾き癖によるクセなどいわゆる「使用感」があります。そこを嫌う方もいるとは思いますが、考えてみると、それは「貫録」にもつながりますし、元オーナーの方がそのギターを上手く使いこなしていたとしたら良い方向に育っているかも。そういった点もより個性が深まっていて魅力的ですね。

3.生産終了した貴重なモデルが手に入る

当然のことですが生産終了したモデルは中古品でないと手に入りません。メーカーは限定仕様のモデルを頻繁に発表していますし、レギュラーモデルでも仕様変更があります。そんな中で好みの仕様のモデルが新品では流通しなくなることは良くあることでしょう。また、昨今は木材資源の枯渇によりギターに使用される木材も年々質が下がる傾向があると考えられます。そういった状況から過去のモデルを状態の良い中古で探した方が材質も良かったりすると思われます。

 

・・・中古品というと「使い古された」というイメージがありますが、ギターの場合はそれを超える魅力があると思います。

これから新品での購入を検討している方も是非一度中古ギターを検討してみてはどうでしょうか。

また、今お持ちのギターに満足している方も、もう一本、こんな魅力のある中古ギターを検討してみてはいがでしょうか。改めて手にした楽器からは新しい演奏の可能性が広がりますよ。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中