思い出話5 :100円ストラトでCharさんのコピー

Posted: 2014年3月12日 カテゴリー: ギターやバンド活動に関する思い出
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オイラの1本目のエレキはトーカイのレスポール。定価\60,000を\36,000で購入。25年たった今もオイラのお気に入りの一本だ。このレスポールは在学中のほとんどのバンドでメインとして使ったが、実は1バンドだけ違うギターをメインにしたことがある。それは大学4年のころに組んだCharさんのコピーバンドだ。名をOiraという。マジで。オイラはOiraのギタリスト兼ボーカル。他にドラム兼ボーカルのY、ベース兼ボーカルのSの構成で3ピースの楽しさを味わった。全員がボーカルをとるというスタイルも兼ねてから温めていたもので、大学4年目のバンド活動総決算的なチャレンジだったのだ。ちなみこのバンドで出演した学園祭では以下の曲で臨んだ。

  1. Wasted
  2. All My Love
  3. B・Y
  4. Missin’ You 金星のライオン
  5. Stand
  6. Without You
  7. Every Breath You Take (これだけCharでなくポリスのカバー)
  8. からまわり
  9. Drive Me Nuts

このバンドで使ったメインギターが本題の100円ストラトだ。入手は1年前にさかのぼる。

大学3年のある日、院生のA先輩がふらりと軽音楽部の部室に現れ、唐突に「ギター売る。\100で。」と魅惑の売り込みをしたのだ。当然ながら二つ返事でめでたく2本目のエレキをゲット。別に廉価版の形だけストラトではなく、ちゃんとしたヴィンテージコピーモデルの外見で、ローズ指板、スモールヘッド、3トーンサンバースト、黒ピックガードという、まるでSRVのNo.1のような仕様。この頃はまだSRVにはまっていなかったが、やっぱり縁があったのねん。ただ、安いものにはそれなりの理由がある。このストラトはかなり強引な改造品だったのだ。ピックアップは確かアクティヴタイプの外見(実際にアクティヴだったかどうかは覚えていない。電池を入れ替えた覚えもないので、多分見た目だけ)でメーカーは不明。これは別にかまわなかったのだが、決定的な問題があった。こいつは7.25R指板だったのだが、強引にフロイドローズを後付け搭載さられており、ナットもロックナットに交換されていた。フロイドローズは普通はフラットな指板に合わせた設計なので、ナットのアールが指板のアールより弱く、1弦や6弦の弦高がやたら高く、3,4弦の弦高は異常に低いという弾きにくい代物だった。

オイラは大学2,3年の頃からCharさんのようなスリーピースのバンドでストラトというのにあこがれていて、このストラト入手によって、その夢が現実化することになったのだ。弾きにくかったけどね。

夢の実現のためには「弾きにくさ」なんてものは大した障害ではなかった。3,4弦のトレモロサドル下とナットのロックに薄い鉄板を挟み、無理やり、指板のアールに合わせ(ほんとはあっていなかったけど)て使った。そして大学4年で実戦デビューと相成ったわけだ。

それまでやっていたハードロックとは違う感触を得るために、他に掛け持ちしていたハードロックバンドとは違う機材も使用した。思い出4の話の通り、この頃のメインブースターはBOSS OD-3だったが、Oiraでは低域よりももっと荒々しい感じや、エッジの効いたクランチがほしかったのでSD-1をブースターにした。弦は010~049。アーニーボールのSkinny top heavy bottomのプレーン弦とPowerSlinkyのワウンド弦を合わせたものだ。ほかの弦はトーカイレスポールに張っていた。このことは雑言雑考「昔はHeavy Gaugeが少なかった」でも語った。昔はこういう工夫をしたもんだ。

今振り返ると、このCharバンドはそれまでメインでやってきたハードロックやメタルの癖が出まくっていて、ソロなんかはアドリブでライトハンドとか入れちゃったし、低音弦の刻みもミュートを加えて「ズクズク」ってメタルのリフみたいになっていたが、3ピースでやるのはとても勉強になった。何しろ弾きながら歌いこなすのは大変だし、3つの楽器だけでしっかり曲を聴かせなければならない。でそれはやりがいがあって面白かった。

この100円ストラト、大学卒業後友人に譲ったのだが、実はまだ現役で活躍している。その友人は現在某有名楽器店の○○ヶ丘店の店長をやっているのだが、その彼の店で試奏用として活躍しているのだ。その店でエフェクターなんかを試した人には心当たりがあるだろう。あのミョーな弾き心地のストラトだ。
いい思いで出だ。

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コメント
  1. […] ちょうどその頃に件の¥100ストラトを入手していたので、普段とは違うストラトを武器にCharさんのコピーに挑戦と相成った。そのバンド名が「Oira」 […]

  2. […] その昔、オイラは初期のフロイドローズを強引に載せた改造ストラトを¥100で手に入れた。当時はメタル小僧だったのでハムバッカー搭載のトーカイレスポールじゃなかったラブロックモデルでOzzy OsbourneやExtremeなどギター(ギタリストと言った方がイイかも)に花があるハードロック/メタルのバンドのコピーに性・・・じゃなかった精を出していたが、一方でCharさんのようなトリオでかっちょええのもやりたかった。たしかK-On部室で先輩がPink CloudのBrain Messageという映像を見ていてそいつに衝撃をうけたんだった。 ちょうどその頃に件の¥100ストラトを入手していたので、普段とは違うストラトを武器にCharさんのコピーに挑戦と相成った。そのバンド名が「Oira」 前述の映像が衝撃だったのでやはりPink Cloud的に「複数のメンバーが歌っちゃう」というチームを結成。ドラムに同じくChar大好きの「よっち」。メタリカのコピーバンドでギターボーカルも務めているマルチ君だ。ベースはK-On部長も務めるV(「ブイ」と読む)。前出のMappyやMapⅡとは違って曲をものにするのに速弾き的テクを駆使する曲はほとんどないのでギターの技術的にはNo Problemかと思われたが、そうはいかなかった。まず弾きながら歌うのが大変だ。それに、件の¥100ストラトは何しろ無理な改造がされていてどうセッティングしても弾きにくい。あとやっぱりトリオだとバンドの一体感や隙間を隙間と感じさせない聴かせ方が大事になるが、そこもやってみるとムズイ。バンドマンとしての未熟さを痛感したし、実はメタルなテクかはオーセンティックなロックでは通用しないのだった。なのでとっても勉強になったし、やっていて面白かったんである。 やった曲は ①Wasted ➁All My Love~B・Y ③Funk & Roll ④金星のライオン ⑤Without Love ⑥Stand ⑦Drive Me Nuts ⑧Every Breath You Take ⑨からまわり こんなところ。もっとあったけど忘れちゃった。⑧はポリスの名曲。それ以外はCharさんの曲で⑥がサイケデリックス、あとはPink Cloud(JL&C)。もうCharさんに影響受けまくりなのだった。⑧だけ「?」という方もいるかもしれないが、いい選曲だと思ったのでやったのだ。文句あっか? トリオで全員ボーカルもとれる(おいらはめちゃくちゃ練習した上での話ですけどね)という企画だったんだけど、全員「楽器奏者」でもあるし、インギーやゲイリームーアのように「テクニカルだけど聴かせるメロディー」なギタリストに強い影響を受けているオイラとしては「演奏を聴かせる」ということに集中する曲もやりたい。そんなわけでほぼインストの④や③が選ばれた。④は今でも大のお気に入りでつい先日も店の商品のデモ動画で弾いている(原曲とはだいぶ違うけど)。Oiraを始めたときにドラム担当のよっちが勧めてくれた曲だったのを覚えている。かなりジャジィなコード進行で耳コピが大変だった。そういえばこの曲はストラトじゃなくてラブロックで弾いた。 Pink Cloudの曲が多いので当然ツインボーカルパートも多い。主にオイラがCharさんのパート、よっちがジョニーさんのパートという感じでいい感じにできたと思う・・・というのは当時の感想。でも後で考えると特にギターは「HR/HM」な部分があからさまに出てしまっていてモノホンのファンの方から苦情が来てもおかしくなかったかも。Drive Me Nutsの16分の刻みなんて5弦開放をブリッジミューとして「ズクズク」とまるでメタルのリフのように弾いてたし。 機会があればトリオ編成でCharさんとかジミヘン的な曲をまたやってみたい。 そういえば、このOiraで使った¥100ストラトはその後「店長君」の店の試奏用ギターになっていたとこのブログのどこかで書いていたが、先日店長君から「今は試奏用にはしてなくて店のディスプレイの中に飾りとして納まっている」とのことだった。ついにその役目を終えたようだ。お勤めごくろうさん。 […]

  3. […] その昔、オイラは初期のフロイドローズを強引に載せた改造ストラトを¥100で手に入れた。当時はメタル小僧だったのでハムバッカー搭載のトーカイレスポールじゃなかったラブロックモデルでOzzy OsbourneやExtremeなどギター(ギタリストと言った方がイイかも)に花があるハードロック/メタルのバンドのコピーに性・・・じゃなかった精を出していたが、一方でCharさんのようなトリオでかっちょええのもやりたかった。たしかK-On部室で先輩がPink CloudのBrain Messageという映像を見ていてそいつに衝撃をうけたんだった。 […]

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