Modify 5 :レリック加工②

Posted: 2014年2月14日 カテゴリー: Modify
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Eric Johnson Stratocasterのレリック加工を行っています。今回は見た目よりも、「サウンドの変化」を検証するのが目的です。レリック加工によって木部表面の塗料量が減り(塗膜が薄くなる、木部が一部むき出しになる)、結果として木の鳴りが前面に出て「生鳴りが良くなるかどうか」を確認します。

もう作業には入っているのですが、もう一回レリック加工について整理してみました。

 

見た目の面からのレリック加工の評価はやはり好嫌が分かれます。自分で弾きこんでの傷と故意に着けた傷では前者には歴史の重みがありますが、後者には「かっこつけ」「誇示」のような日本人的美意識に相容れない見方をされます。実際、「見た目」だけでレリックを評するなら私も同感です。この理由で私も最近まではレリックが好きではありませんでした。

もう一つ見た目の面からの話ですが、実はギターを新品で購入して数十年弾いても、実際には現行のレリック製品のような見た目にはなかなかなりません。ステージで酷使するプロは別ですが、アマチュアの場合は、練習してからクロスで拭いてしまうという動作に時々ライブで使うくらいの環境負荷しかかかりません。スタジオでガンガン弾いていても、つくのはベルトのバックル痕と、ピッキングの仕方によってはピックの擦り傷がストロークの通り道につくくらい。ラッカー塗装のギターは服がこすれる部分は少しずつ塗料落ちは起こりますが、ボディのエッジの木部が見えるほど万遍なく削れるようなことあまりないと思います。ボロボロで有名なStevie Ray VaughanのNo.1ストラト。なんであんなに色がはがれているのか。彼の映像を見たことがある人はわかると思いますが、やはりピッキングがかなり激しく、ガンガン汗をかいて、その汗はギターにかかりまくっています。ステージ上にギターを置いて、足でアーム操作をしたりもしています。そこまでしないとあそこまでボロボロにはならないという事だと思います。

 

今回レリック加工を行うEric Johnson Stratocasterは既にボディの上部がピッキングによって削れています。これは、このギターをメインにしていた頃のバンドでやっていた曲で結構激しくストロークをしていたからなのですが、数本あるストラトで一番傷が多いので、本気を検証対象に選びました。まぁ、そこまでやるからには一生面倒みるつもりなので、ギターも許してくれると思います…先の通り、普通に使っている限り新品が経年変化で市販のレリックのようには成り得ないのですが、今回は大胆に塗料を落とさないと検証にならないので、ガリガリ行きます。

フェンダーのマスタービルダーのインタビュー中に、「レリックモデルは最初の塗装の段階でNOSよりも薄く塗装する」という話も出ていました。今回の検証ではそれも踏まえ、色を残す部分も、表面を少し削り落として塗膜を薄くするつもりです。

さて、どんな音になるかな?

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