試奏の問題。

Posted: 2014年2月4日 カテゴリー: 雑言雑考
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ギターの入門書には必ず、「楽器を選ぶときは試奏して決めよう!」と述べられています。

その通りだと思うのですが、世の中の楽器屋さんはそれに快く対応してくれているのでしょうか。これが問題なのです。

…おそらく多くの楽器屋さんは快く対応してくれて、熱心に楽器の説明もしてくれていると思います。「営業」という意味合いはもちろんあるはずで、多少PR過剰な場合もあるかもですが、やっぱり色々説明してもらった方が選ぶ方としてもありがたい。たとえその時買わなくても、店員さんと仲良くなったりして別の楽器で縁ができたり…等、有意義なこともあります。実は私も営業職なので、店員さんの気持ちも良く分かるのだ。

でも、デルリンピックの記事を書いていて改めて思ってしまったのが、「お客さんが試奏しやすい環境を追求しているか」という疑問が拭えません。前述の入門書には「自分の機材を持ち込んで試そう!」的なことも書かれていることがありますが、実際そこまでする人ってどれくらいいるのでしょうか?それに「試しに弾く」ということは当然買わない可能性も秘めているわけで、たとえ客だとは言っても、「俺ってずうずうしいよな…」とウブで謙虚な日本男児は思ってしまうわけですよ。だから試奏ってハードル高いんだよなぁ。「ワシは遠慮なんかせん!ガシガシ弾き倒したるでぇ!」という豪気な方もいるでしょうが、しょっちゅう楽器を購入できない人や、初心者の方、若かりし頃にやっていてやめちゃったんだけど、定年を迎えつつある今、もっかいクラプトンを弾きたいというオジサマはそうはいかないのでは…それで購入に踏み切れないってケースは結構あるのでは。

そこでギタリストがより気持ち良く楽器を選ぶため、楽器屋さんもより売り上げを伸ばすために「試奏しやすい環境」を整えた方が良いと思うのです。自分も前述の日本男児なので、「こういうこというとずうずうしいかな」とも思いつつこの記事をタイプしているのですが、あえて言いたい。その方がお互いメリットがあります!例えば次のようになっていると売り上げ伸びまっせ。

中級機種以上でフェンダーやギブソンのスタンダードモデルを扱っているお店の場合。

①  アンプはフェンダー系、ブリティッシュ系のチューブアンプ各1台ずつ常備。モダンなモデルより、昔ながらのタイプの方。余裕あればブティック系メーカーの歪みエフェクト一台。

②  弦はメーカーが新品で出荷した時に張られているのと同じゲージ。そうでなくてもその楽器に合ったそれなりの弦。錆てないやつでオ・ネ・ガ・イ❤

③  ギターのネックはまっすぐは当然、電装系もガリがない状態。あるいはちょっとした要調整箇所があるのならそこは試奏前に説明しちゃう❤

④  ピックは良く売れているタイプを10種類ほど常備。20種類でもOK。「お好きなのどーぞ」的に出されると気分いいぞ。

⑤  店内BGMの音量は、エレキを生音で弾いても音がちゃんと確認できるくらいの音量で。試奏中に気を利かせてBGMを調整してくれるようなお店だったらすぐに購入決定しちゃうかも❤

よくもまあずうずうしい!という声が聞こえてきそうで今夜は眠れそうにありません。お店の方もやりくりしてやってて実際大変なんでしょうし… でも①~⑤全部完備しているお店は売り上げ伸びると思うんだけどなあ…。中級機種以上としたけど、長く使える楽器は全部こういう環境で試奏したい。

エフェクターを試すときも、お店が結構高価な楽器を出してくれる場合はこちらも気持ちいいし、実際に試した結果も良く分かって購入につながりやすいですが、試奏用のギターが用意されていて(それ自体は悪くはないけど)、そのメンテがズサンだと良いものも悪く感じてしまいますな。それで買わないのだけど、こっちも「悪いな…」とも思っちゃうので気まずい。なんたって日本男児なのだ。そして…残念なことに・・・マコトに残念なことに!そういうお店には足が向かなくなるんだよなぁ。こっちとしてもちゃんと試して「好みじゃなかった」と言えるといいんだけど、「試したけど(機材不備でor周りがうるさくてなどで)よくわからんかった」というのはお客もつらいのです。

コメント
  1. […] 「なんじゃそりゃ」と思われるかもしれませんが、試奏と言えば過去当ブログでも我が愚かなる私見をぶちまけたりしていて考えるところがあります。ネットや雑誌で得た情報を頼りにギターを物色する際、スペック違いによる音や弾き心地の傾向などは気になるものですが、これらは文字情報では体感しにくいですし、ネットで動画が見れるとはいえ、その音は実際に生の音を聞いた時とはだいぶ異なります。そこで試奏が大事になるのですが、普及機クラスのギターではなかなかハンドワイアードのアンプで試せるものではないですし、買うかどうかもわからない、ましてや「興味」だけで何本もじっくり試奏するのは気が引けるものです。 […]

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