Modify4:レリック加工①

Posted: 2014年2月1日 カテゴリー: Modify
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レリック加工、登場して10年以上は経ったでしょうか。最初は「弾きこんだ楽器に見せかけた新品」という点が自分の美意識とは合わなくて嫌っていました。同じ感覚でレリックを嫌う人は今でも多いと思います。でも、ここ数年で私は認識を改めつつあります。ある時レリック加工された60年モデルのカスタムショップ製ストラトを試す機会がありました。それはある楽器店のリペアマンがアメリカで買い付けてきた品で、彼の一押し品でした。そして、その音にノックアウトされました。元々選んで買い付けた品ですから悪いはずもないのですが、自分の持っている同モデルのNOS(Guitar1参照)とは明らかに鳴りの質が違っていました。とにかく生鳴り感が強く、倍音が豊かです。「木の鳴り」を強く感じます。アンプからのサウンドも最高でした。自分の持っているNOSも良いのですが、こちらのサイト内でも紹介している通り、結構試行錯誤をしてきていて最初から良かったわけではなりませし、今のそれとこのレリック品を比べても圧倒的にレリック品の音が自分好みでした。

60NOS

↑悔しいけど、レリック品にはかなわない・・・でも気に入ってるけど。

レリック加工の見た目にばかり目が行き、音が良いというところは見落としだと思いました。そうするとあの見た目も(もともと格好いいとは思っていたが)魅力的に思えてきます。しかし一本だけの確認でそれを結論づけるのは早く、他のレリックモデルも試すことにしました。カスタムショップの品は材も優先的に良いものが選ばれているし、当り率は高そうなので、あえてそうではない品をターゲットにしました。つまりFender MexicoのRoad wornシリーズです。廉価版レリックという位置づけですが、元々の材はカスタムショップ品のような贅沢はできていない分、レリック加工の真価が見えると思いました。1年ほどかけて店で見かけるたびに試してきた結論を言えば、ハズレは一本もありませんでした。同モデル同士で比べたことはないので、一本一本の差異がないとまでは言えませんが、どれも明らかに生鳴り感が強くて、倍音豊かです。複数の店でそこのスタッフも「このシリーズは鳴りが良い」ということを言っていました。

実はレリック加工による音への影響があるとのことは知識としては知っていました。ただ、大したものではないと高をくくっていました。しかし、実際には見事なものです。Road wornシリーズのレリック加工は大雑把で見方によってはちょっとわざとらしい部分もありますが、その音に魅せられて購入もしました(Guitar5のレポート参照)。これによって、私のレリックへの偏見は薄れ、自分にとって魅力的な選択肢となりつつあります。

RoadWorn60STface

↑Road worn 60’sSTを入手。音はCSのNOSよりも好み。

通常では塗装でおおわれ、殺されてしまう木材の鳴りがはっきり出るからレリック加工の方が生鳴り感や気持ちの良い倍音が感じられるのだと思います。私の感覚では通常塗装の楽器とはまるで別物です。

では、元々レリックではない楽器をレリック加工したら、生鳴り感は増すのか?これを確認したくなりました。

元々ピッキングの傷が派手についてしまっているEric Johnson Stratocasterで実験を画策しています。フレットも交換時だし、合わせてレリック加工も行い、結果どうなるかを確認して、自分の結論としたいと思います。

EJST

↑このEric Johnson STで検証してみます。

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