太い弦にネックが耐えられるか

Posted: 2014年1月19日 カテゴリー: 雑言雑考
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弦を太くする場合に一番心配なのは「ネックが耐えられるか」ということだと思います。レギュラーチューニングで弦によってネックに加わるテンションは012~054(EXL145)の弦で66kg、09~042は約39kg。その差は1.7倍もあります。テンションが増す以上、反りやすさは上がってしまうはずです。つまり、「比較的順反りになりやすい」と考えるべきです。しかし重要なのは「調整の範囲内か」ということなので、「反りやすい弦だから駄目」とはならないでしょう。

数字で比較してしまうとビビりますが、ネックは結構強靭に作られています。考えてみると、ストラトやレスポールがデビューした50年代は1弦013がエレキに張られていました。現在のダダリオジャズ弦EJ18のような013~056で3弦はワウンド弦のセットが使われていたのではないかと推察されます。

フラットトップのアコースティックギターで一番使われているアコギ用のライトゲージは012~054くらいですが、このテンションはエレキのheavy gaugeであるEXL145よりもさらに大きく74kgあります。アコギのネックがエレキに比べ極端に頑丈に作られているといえばそうでもないと思います。強いて挙げればネックジョイントの位置は大きな違いですが、ネックの中心にかかるテンションに大きな差はつかないと思います。さらにアコギのMedium GaugeやHeavy Gaugeは3弦プレーンのエレキ弦のセットとは比べ物にならない高テンションです。

以上のことから、普通のエレキに結構太い弦を張っても大丈夫そうだと想像できるのではないでしょうか。

とはいえ、やはり、「比較的順反りやすくなる」ということは間違いありませんから、ネックの状態に気を配る必要があります。張ってみて、少しの調整で順反りが収まらないようであれば普通の弦に戻すべきでしょう。また、トラスロッドを締める余裕が残っていないギターでへヴィゲージに挑戦するのはリスキーです。

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